《5》 ページ7
｢おはようございます！先輩、昨日はどうでした？｣
｢どうもこうも、もう夢の時間だったよ〜。うへへへ｣
｢うわぁ、気持ち悪い｣
同僚と上司に挨拶をして、自分の席に座る。
恭乃は昨日の書類を整理していた。
｢なんか先輩、最近機嫌がいいですよね〜。
やっぱりあのイケメンさん効果ですかね｣
｢そうかもね〜。自分でも分かる気がする〜｣
そういう気分に浸っているだけなんだが。
まぁ、それは敢えて言わない。
至さんとデートをするようになってから、会社の人を見る目が全然変わってくる。
｢至さんより背が低い｣とか｢至さんより足大きい｣とか。
至さんを絡ませて人間観察をするようになった。
…自分キモイな。
｢まぁー、こうやって至さんと出会えたのも、恭乃のおかげだよ〜。私もいい後輩を持ったよ…｣
｢あはは。光栄ですー｣
私は恭乃を横目に、ぐでっとしながらコーヒーを飲む。
…正直だるい。
でもやらないとハゲ課長に給料から抜かれるからな…。
…そろそろ仕事始めますか。
私は座り直して、パソコンの電源を入れた。
・‥…━━━☞・‥…━━━☞
｢先輩、これからランチ行きません？｣
｢あ、行く！ちょっと待ってね。これもうちょいで終わるから｣
部長に頼まれた資料を一旦終わらせて、恭乃と一緒にオフィスを出る。
うん、いい天気。
｢あ、そうだ恭乃ー。最近彼氏とどうなの｣
｢順調すぎておかしくなりそうなくらいですよ〜。｣
｢おお、それはよかった。｣
｢彼も大胆な人なんですよ〜｣と恭乃が話していると、見覚えのある後ろ姿が視界に入る。
｢___先輩？聞いてます？｣
｢至さんだ……｣
私が見た時は運が悪く、他の女性と歩いている所だった。
｢あちゃー…。先輩、運悪いですねぇ｣
｢そうだね…。まぁ、仕方が無いよ。そういう仕事なんだから｣
少しハートにピキッとひびが入った気がした。
でも大丈夫。
｢私のメンタルはそんなに弱くないゾ！！！！！｣
｢さすが先輩｣
私は高笑いをしながら、レストランに入った。
・
・
(ちょっと先輩！高笑いしないでください！！目立ちます！！！)
(こうもしないと私がもたないのっ！あーっはっはっは！！！！！)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 891人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒸田。（むしだ）(プロフ) - さかさん» コメントありがとうございます！！語彙力を失うほどそう言ってもらえて嬉しいです！更新頑張ります！ (2017年4月30日 22時) (
レス) id: f91a58f64c (このIDを非表示/違反報告)
さか(プロフ) - 最高です！！A3!の夢小説は初めて読んだのですが、1発で当たりの作品を引いたな！！って思いました笑 ほんとに最高です！至さん推しなので、ほんとにほんとに最高です(語彙力) 更新楽しみにしております！！ (2017年4月30日 21時) (レス) id: 4f77bf1428 (このIDを非表示/違反報告)
蒸田。（むしだ）(プロフ) - 藍さん» コメントありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年4月15日 19時) (レス) id: f91a58f64c (このIDを非表示/違反報告)
藍 - とっても面白いです!!!!更新頑張ってください!!応援してます♪ (2017年4月13日 0時) (レス) id: 1c9b5608e2 (このIDを非表示/違反報告)
蒸田。（むしだ）(プロフ) - 奈々さん» d( '-' ) (2017年4月2日 16時) (レス) id: f91a58f64c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
