22 ページ24
**
「……?」
…あー、間違えた。
目の前で不思議そうに首をかしげる少年は、私の知ってる黒子じゃない。
確か、こっちの設定では。
「あ…急にすみません。黒子"先輩"、ですよね?」
「そうですけど…もしかして後輩の方ですか?よく気付きましたね。」
「……」
当たり前だ。私は、こっちでも怪物なんだから。
急に黙った私のせいで、空気が重くなった気がした。
「えっと…ところで貴女は…?ボクのことを知っているということは、バスケ関係の方でしょうか?」
「……」
駄目だ。選択を間違えるな。
私、は。
「黒子先輩のことは、兄から聞いていました。
黄瀬Aです!
よろしくお願いします、黒子先輩!」
ニコリ。
こっちの兄とも似てつかない長い銀髪を揺らしながら、可愛らしく微笑んでみせた。
**
19人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒子の葉っぱさん。(プロフ) - エンドさん» コメント有り難うございます。幻想的、ですか…。そういったものを意識していたので伝わっていたら幸いです。 はい、更新頑張ります(笑) (2016年4月29日 18時) (レス) id: f604d25ff8 (このIDを非表示/違反報告)
エンド - 幻想的な世界観に引き込まれました。夢主が帝光中に行ってしまいましたが、一体どうなるのでしょうか…。続きが楽しみです。更新頑張ってください。 (2016年4月29日 12時) (レス) id: 21f9618b4e (このIDを非表示/違反報告)
黒子の葉っぱさん。(プロフ) - リアンさん» 有り難うございます。私も個人的に好きなんですよね、人外と人間の恋愛。好き嫌いが別れると思うので不安でしたが…。まだまだ山場は遠そうですが頑張ります(笑) (2016年3月25日 22時) (レス) id: f604d25ff8 (このIDを非表示/違反報告)
リアン - 前作読ませて頂きました。今回も面白かったです!こういうお話が大好物なので(笑)更新頑張って下さい! (2016年3月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 8d346a5b55 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒子の葉っぱさん。 | 作成日時:2016年3月21日 12時