28 あなたside ページ30
指示が出し終わったのだろうか
私の右隣に立つスモーカー
お互いの間に普通より少し距離があるのは
敵ではないとはいえ
自分の事について殆どを秘密にしている為
親しくするのは利口な判断ではないと
考えた末の結論から
ちなみにヒナは甲板にいる
ここからでは大声で叫ばない限り
下にいるヒナを初めとする海兵達には
聞こえないだろう
『おや来てよかったのかい？』
ス「あぁ」
『で何のようかな？』
ス「他の奴がいねぇ時は
その話し方はやめろと言ったはずだぞ
"スーチャ"」
彼の口から放たれた名前
それは紛れもない私の本当の名前...
この名を知っているものは限られている
いや...知っているものは多いだろう
ただ殆どの者は"スーチャ＝彼女"
という事を知らない
ましてや想像すらしないだろう
既に彼女には
気分屋や黒の旅人などの様々な異名が付いており
更に言えばその正体は謎に包まれているのだから...
先程の会話を聞いたものなら
誰もが大きな疑問を持つだろう
今日まで私に関する情報は何一つなかった
もしどこかにあったとしても
私に関連付ける事はきっと出来ないだろう
ましてや名前など
元帥を初めとする現在の海軍では
誰1人知らないはずなのに
階級もあまり高くない彼が知っているのか
そしてその情報を知っていながら
何故彼はそれを海軍に言わないのか
どの疑問にしろ答えは
私の気分が起こした出来事
そしてその出来事は
私と彼しか知らない
―――・―――・―――・―――・―――・―――
今回のお話は短くなってしまいすみません
次回よりスモーカー視点で
行けたらいいなぁと考えています
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くちばし(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます！これからも読んで頂けると嬉しいです (2017年4月2日 17時) (
レス) id: 30fd41f576 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - とても良かったです。更新頑張ってください。 (2017年2月11日 15時) (レス) id: a4159b1efe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くちばし | 作成日時：2016年12月1日 20時
