堕天使は悪者？

13 過去の1部ー5 ページ15

あなたside


魚人島を出てから2日
今私達2人はレッドラインの真下にいる
私は羽だけ出しexpansion(拡大)を最大にし
タイガーさんを背に乗せマリージョアを目指す

余談ではあるが
タイガーさんは素手で登るつもりだったらしい
必死に止めて正解だった


〜飛行中〜
タ「作戦は覚えているか？」

『もちろん
最終確認でもしておく？』

タ「そうだな」

作戦
1.マリージョアで騒ぎを起こす
(兵を集める為)

2.しばらくして、逃げ遅れている人を助ける
(ここは私のみがやる
タイガーさんが注意をひきつけてくれる)

3.全員が逃げ終わったのを確認したら
タイガーさんを背に乗せマリージョアを後にする

...という至ってシンプルなものだ
複雑にしないのは予想外の展開になった時
対応しやすくする為だ

さぁマリージョアが見えてきた
自己満足の人助けと行きますか


〜マリージョア〜
※羽はしまって今はマントのみ
剣で戦ってます

兵「何だ！？」

兵「誰だ!!」


いきなりの事に騒ぎ出す兵士達
まぁそれもそうだろう
誰1人マリージョアが襲われる事なんて
考えても見なかっただろうから
そんな事を思いながら建物を壊したりして
人(兵士)を集める


兵「何なんだあいつら！」

兵「魚人と子供？」

失礼なタイガーさんの横に居るから
小さく見えるだけで子供じゃないのに
(この時13歳なので一般的にはまだ子供です)
でもだんだん兵士達も集まって来たし
......そろそろいいかな？


『タイガーさんそろそろ行ってくるよ』

タ「あぁ気おつけろよ」

『タイガーさんもね』

タ「行ってこい」


見送られた私は再び羽のみを出して空へ飛ぶ


兵「羽！？」

兵「能力者か！？」

兵「城にはまだ天竜人がいる!!
行かせるな!!追うんだーーーーーーー!!!!」


天竜人は憎いけど今回はそれが目当てじゃないからどうでもいいんだけど...
そう思っても依然私を追ってくる兵士達


タ「お前らの相手は俺だーーーー!!」

兵「うわぁ！？」

タ「早く行け！」


それをタイガーさんが食い止めてくれた
私は頷きまた飛び始める
そしてまだ逃げ切れてない人を探すため
城に向かって飛ぶスピードをあげる


〜城〜
城に着き扉を守る人達を倒していく
倒すだけで殺さない
これは私達がここに来る時に決めた唯一のルール
"傷つけないのは無理だけど絶対に人を殺さない"
それを守りながら1人城の中に足を進める
タイガーさんに負担をかけさせないためにも
急がなくては...

14 過去の1部ー6→←12 過去の1部ー4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す