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45 sideなし ページ47

前にいる2人が降りたのは
先程の島から少し離れた小さな無人島

少し離れた所から様子を見ていると
背の高い男がでんでん虫で誰かと会話していた
"コラソン" "取引" "ロー" "病気" "オペオペの実"
そして"ドフラミンゴ" "海軍" "センゴク"


その単語で少女は今の状況を察した

背の高い男は海軍のロシナンテ
話すことはできないというていで
海賊ドフラミンゴにコラソンとして潜入中

病気の少年はロー
見た所ロシナンテが潜入中であることを知らない
また治療の為病院を回る事を強制されている


どうするか迷っている所で
丁度でんでん虫が切れた音がし
それと同時に男が少年に呼びかける声がした
条件反射と言うべきなのだろう
気がつけば少女は飛び出していた

いきなり現れた顔の見えない相手に
警戒心を出す男...無理もない
会話の内容を聞かれた上に
病院で騒ぎを起こしたばかりなのだから


『お前の事情に興味はない
私は気分屋だその子を見せろ!』


焦りを見せながら少し強い口調になる少女
それは家族の元で学んだ医学から
少年が危険な状態にあるのを感じた為


ロシ「気分屋がローに何の用だ」


男も対抗するように答えたそれはそうだ
最近知られるようになった気分屋が
目の前に現れたと思ったら
少年を見せろと言ったのだから

この状況では進まないと思ったのか
少女はフードを外し
持っていた武器を全てその場に置くと
その中からピストルを一丁抜くと
男へと投げた


『たまは入ってる
怪しい動きを見せたら撃てばいい
ただし家族に貰ったもんだ雑に扱うなよ』


急な展開についていけなくなった男を他所に
少女は少年の元にいきchange(交換)と呟いた
すると数秒も経たないうちに少年は起き上がった
それを見ていた男が急いで少年の元へと走り寄る


ロシ「ローに何をした」

『その子の体温と
肌に出ている病気の箇所を交換した』

ロシ「ローは.....治った...のか?」

『いや、そういう訳じゃない』


そう言うと少女は自分の肌を指した
そこにはさっきまで少年と同じ所が白くなっていた


『さっきも言ったように君と私の一部を交換した
強いていえば病気の進行を遅らせたくらいだ』

ロー「お前分かってんのか!
この病気は死ぬんだぞ!!」


さっきまで黙っていた少年は
少女の服を引っ張りながら
怒鳴りつけるように叫んだ


『お前は優しいだな』


少女はそれをどうする訳でもなく
ただそっと少年の頭に手を置き優しく撫でた

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設定タグ:ONEPIECE.ワンピース , 兄弟.エース.ルフィ. , くちばし   
作品ジャンル:アニメ
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くちばし(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます!これからも読んで頂けると嬉しいです (2017年4月2日 17時) (レス) id: 30fd41f576 (このIDを非表示/違反報告)
- とても良かったです。更新頑張ってください。 (2017年2月11日 15時) (レス) id: a4159b1efe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くちばし | 作成日時:2016年12月1日 20時

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