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38 シャッキーside ページ40

(37の直後から)

Aちゃんと出会って6年
初めてあの子が泣く所を見た
普段自分の弱い所を人に見せないようとせず
どんなに悲しくてもどんなに辛くても
それを悟られないように
本当の気持ちを隠してたから


それでも泣き
賞金の入ったケースの存在すら忘れ
急いで去って行ってしまったのは
たった16の若さにも関わらず
あまりにも多くの死を
大切な人が自分を残して死んで行くのを
耐えて耐えて…ひたすら耐え続けて
誰にも弱い所を見せず隠してきたあの子の心が
必死に助けを求めてるからだと思う

私にできる事など何も無い...
けど...それでもいい
あの子が今を生きて
心を押し殺さなくてもいい日が来るなら……


煙草を灰皿に押し付け
部屋の奥から予備として置いてある
あの子のマントを取り賞金のケースを掴む
今回だけでもあの子の辛さを私が変わろう…
足の進める先はヒューマンショップに


sideなし

話をしよう
それはおとぎ話のように飾られた話ではなく
1人の女の子の話

"最初は"普通の女の子だった
可愛らしい笑顔が印象的な優しい子で
どこにでもいるような子だった

強いて異なる点を上げるなら
その子が暮らす島の人々が
悪魔の実と医学について研究していた事
その事から世界的に有名であり
その影響からか一般的な子より賢い事
不運の連続がその子を襲う言う事

そしてその不運の連続が彼女を変えてしまった事



少女が暮らす島...キュア島の中心には
悪魔の実のなる木が生えている
これは島の者しか知らない極秘であり
島の研究者達はそこから悪魔の実を取り研究する

子供達は自ら進んで親を手伝い
将来研究者になる事に憧れ
大人達は自分の知っている知識を
目を輝かせた子供達に話す
それが当たり前の風景だった

少女の両親も研究者であり
それに加え父は悪魔の実の能力者であった
この島に住む者にとっては珍しい物ではない

能力者の人達が能力を使う時は
悪魔の実の情報を求め
やって来る海賊から島の人々を守る時など
誰かを助けたりする時だけで
勿論悪用するものなど1人もいなかった

平和な島は
当たり前の日常が過ぎ
その日が終わるはずだった...


―――・―――・―――・―――・―――・―――

読んで頂きありがとうございます
また更新が遅くなってしまい申し訳ないです

シャッキーsideの時
オークションって夜もやっているの?
と思った方多いと思います
真偽は別として進行上
Aは多額の金額を毎回使う為
"VIP扱い"と言う事でお願いします

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設定タグ:ONEPIECE.ワンピース , 兄弟.エース.ルフィ. , くちばし   
作品ジャンル:アニメ
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くちばし(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます!これからも読んで頂けると嬉しいです (2017年4月2日 17時) (レス) id: 30fd41f576 (このIDを非表示/違反報告)
- とても良かったです。更新頑張ってください。 (2017年2月11日 15時) (レス) id: a4159b1efe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くちばし | 作成日時:2016年12月1日 20時

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