�掘―于颪辰真佑� ページ4
走っているうちに、迷子になってしまった。
それも、無理はない。森の奥だから迷って当然だ。
自業自得だけれど。
それにしても、静かだ。
もう少し、動物の鳴き声が聞こえても良いのではないだろうか。
そう思った瞬間、空に何かが通って行くような気がした。
私は、反射的に上を向いた。
そこにいたのは、悪魔だった。
見た目はれっきとした人間だ。だが、明らかに人間とはかけ離れているものがある。
頭には角が生えており、背中には黒い翼がついていた。おまけに尻尾もある。
間違いなく、悪魔だ。
私は、不思議と驚かなかった。
悪魔は、怪しげな笑みでこちらを見ている。
｢何でこんなところに人間がいるんだよ？捨てられちゃった感じ？｣
私は、暫く悪魔を見つめて、こう言った。
｢村から逃げてきた。痛いし、寒いし、お腹は空くし。それならいっそ、逃げた方が良いと思ったから、ここに来た｣
｢...ふーん｣
悪魔はつまらなそうに答えた。
｢なぁ、目の前に悪魔がいるっていうのに何でそんな無反応なんだよ。つまんね〜｣
悪魔の質問に、私はこう答えた。
｢...懐かしいような感覚がしたから｣
悪魔はとても驚いていた。そして、そのあと、また怪しげな笑みになり、私に手を差し出してきた。
｢お前、面白い奴だな。俺はおそ松。お前は何て言うの？｣
｢私、私の名前は―――
A｣
私が、森に出て最初に出会ったのは悪魔だった。
ラッキー松
おそ松
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木之原 鈴 - 続きが！気に！なります！頑張ってください！ (2017年8月22日 17時) (
レス) id: fb00a6b970 (このIDを非表示/違反報告)
ねこりん(プロフ) - めっちゃ続き気になるー！更新頑張ってくださいね！(oゝд･o) (2017年8月10日 23時) (レス) id: 6274d6d5a0 (このIDを非表示/違反報告)
まな松 - すごく面白いです！ (2017年8月10日 19時) (レス) id: 4f26165132 (このIDを非表示/違反報告)
なってぃー(プロフ) - サクラさん» ふおお！？ありがとうございます！こんな駄作を面白いと言ってもらえて嬉しいです！！私は受験生なので中々更新できないのですが、なるべく多く更新できるように頑張りたいと思っております！ (2017年8月2日 17時) (レス) id: 28176d3c8d (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます!続き早く読みたい！ (2017年8月1日 18時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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