�境将掘．肇皀瀬� ページ26
十四松は落ちつかない様子で悪魔の方を見た。
悪魔はそんな十四松のことを気にかけず、こう言った。
｢良いか、よく聞け………お前が見た通り、Aは悪魔だ｣
｢……………！｣
十四松は後ずさった。
｢しかも、サタンの血を受け継ぐ悪魔｣
｢嘘だ……Aは、悪魔の匂いなんてしなかったよ？｣
｢…今は、違うだろ？｣
｢………っ｣
十四松は今にも泣きそうだ。
｢でも…女神様は何も言わなかったよ。それは、Aが怪しいやつじゃないってことだよね…？女神様が自分の縄張りに悪魔を置くハズがないよ…！｣
｢Aには悪意がないからな。悪意があったら今頃Aはここには居ないだろ。…それに、女神サマは最初から感づいてたみたいだし｣
｢……だったら……何で僕達に何も言わなかったの…？｣
｢そりゃあお前、Aが悪魔だって知ったら、追い返すだろ？女神サマは結構お人好しだからな。悪意のないAをそのまま見捨てたくなかったんだよ｣
私はその会話を聞いて、驚きを隠せなかった。
女神様は、私が悪魔だと知っていながら、あの場所に住ませてくれていたんだ。
…悪魔の言う通り、女神様はお人好しだ。
｢…………………｣
十四松は俯いている。
｢まぁ…バレちまったなら仕方ねぇし…あいつらにも話すか…｣
｢………うん｣
私は頷いた。
十四松はそのままずっと俯いたままだった。
きっと複雑な気分になっているのだろう。
｢…十四松｣
私は十四松に声をかけた。
｢十四松は…私のこと、怖い？｣
｢…………っそんなこと、ないよ……僕は…僕はAちゃんの友達だもん…！｣
｢トモダチ…？｣
｢そうだよ！Aちゃんが悪魔だとしても、僕はAちゃんの友達だよ！今はまだ複雑な気持ちだけど、でも！｣
十四松は大きく息を吸い込んでこう言った。
｢僕はAちゃんが好きだよ！｣
十四松はにっこり笑っていた。
｢……トモダチ。十四松は私の友達…｣
｢うん！僕はAの友達！｣
心が暖かくなる。優しく、私のことを包むように。
こんな感覚、初めてだ。
｢…なんか俺、空気じゃね？｣
悪魔は呆れて私達を見ていた。
｢えへへ、ごめんね！悪魔さん！もう大丈夫！早く教会に戻ろう！｣
｢子供は気楽で良いよなぁ…｣
悪魔は溜め息をついた。
ラッキー松
おそ松
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木之原 鈴 - 続きが！気に！なります！頑張ってください！ (2017年8月22日 17時) (
レス) id: fb00a6b970 (このIDを非表示/違反報告)
ねこりん(プロフ) - めっちゃ続き気になるー！更新頑張ってくださいね！(oゝд･o) (2017年8月10日 23時) (レス) id: 6274d6d5a0 (このIDを非表示/違反報告)
まな松 - すごく面白いです！ (2017年8月10日 19時) (レス) id: 4f26165132 (このIDを非表示/違反報告)
なってぃー(プロフ) - サクラさん» ふおお！？ありがとうございます！こんな駄作を面白いと言ってもらえて嬉しいです！！私は受験生なので中々更新できないのですが、なるべく多く更新できるように頑張りたいと思っております！ (2017年8月2日 17時) (レス) id: 28176d3c8d (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます!続き早く読みたい！ (2017年8月1日 18時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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