�将次々�魔術 ページ20
｢…で、話したいことって何だよ｣
私は悪魔に向き直った。
｢…確信がついた。私は悪魔かもしれない｣
｢……………｣
｢…図書館で、悪魔について少しだけ調べてきた……サタンが、数百年生きていることを知った。私も、多分だけど、長い時間を生き続けてる｣
私は淡々と言葉を述べていく。
｢…でも、そこまで考えて気付いた。サタンが会いたがっているマリアは、人間。数百年も生きることなんてできない｣
悪魔はじっと私を見据えている。
｢サタンは、どうして、もう居ないのかも知れない人を待っているの？｣
……悪魔は黙っている。
しばらくすると、口を開いた。
｢…なぁ、黒魔術って知ってるか？｣
｢………？ 知らない｣
｢黒魔術は悪魔にしか使えない魔術なんだ。あまり良いものじゃねーけどな｣
悪魔は話をはぐらかそうとしているのだろうか。
何故、急に別の話をしようとしているのだろう？
｢…質問に答えて｣
｢…黒魔術も悪魔のようにランクがあって、そのランクが高ければ高いほど多くの魔力を消費する｣
悪魔は私の言ったことを無視し、続けた。
｢どんなに魔力の高い悪魔…サタンでさえも使えない黒魔術がある｣
｢ねぇ、聞いてるの？｣
｢……それは、人を生き返らせる黒魔術｣
｢！｣
人を生き返らせる黒魔術？
まさか、サタンは……。
｢サタンは、マリアを生き返らせようとしてる｣
何、それ。
死んだ人を生き返らせるなんて、そんなの…。
｢だが、魔力が足りねぇんだ。その為に、魔力の高い上級悪魔を集めて、術式を完成させようとしている｣
｢…………｣
｢術式を組むにも相当な時間がかかるし、やっぱり、全然魔力が足りない。そもそも成功するかどうかもわからない。でも、サタンはずっと、待っているんだ。その術式が完成するまで｣
たった一人の人間を生き返らせるのにそんなにも時間がなくてはいけないの？
そんなに膨大な魔力が必要なの？
サタンはそれほど彼女を愛していたと言うの…？
その愛は、本当に、正しいの？
｢術式は、そろそろ完成するらしい｣
｢…もし、失敗したら、どうなるの？｣
.
.
.
.
｢…この世界が、無くなるかもしれない｣
ラッキー松
おそ松
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木之原 鈴 - 続きが！気に！なります！頑張ってください！ (2017年8月22日 17時) (
レス) id: fb00a6b970 (このIDを非表示/違反報告)
ねこりん(プロフ) - めっちゃ続き気になるー！更新頑張ってくださいね！(oゝд･o) (2017年8月10日 23時) (レス) id: 6274d6d5a0 (このIDを非表示/違反報告)
まな松 - すごく面白いです！ (2017年8月10日 19時) (レス) id: 4f26165132 (このIDを非表示/違反報告)
なってぃー(プロフ) - サクラさん» ふおお！？ありがとうございます！こんな駄作を面白いと言ってもらえて嬉しいです！！私は受験生なので中々更新できないのですが、なるべく多く更新できるように頑張りたいと思っております！ (2017年8月2日 17時) (レス) id: 28176d3c8d (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます!続き早く読みたい！ (2017年8月1日 18時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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