⚪︎27話 ページ28
放課後
征十郎は部活に行っていて一緒に帰る約束をしていたので、教室で待っていた。
(自分では大満足なんだけど、点数勝ってるかな〜
勝ってたらさつきが言っていたこと言ってみよっかな…//)
恥ずかしいけど、さつきを言い訳にできると思って自分に言い聞かせた。
1人でそんなことを考えていると、征十郎から部活が終わったから校門で待ってると連絡がきた。
急いで教室を出て校門に向かったら…
(やっぱり、征十郎かっこいい//)
遠くから見ても綺麗な髪で、伏し目がちな目や立ち姿が綺麗で夕日でさらに征十郎が輝いて見えた。
「お待たせ、待った?//」
少し早歩きしたので前髪を整えながら征十郎に声をかけた。
赤「…//
いや、Aを待つのは幸せだから。」
「//部活、お疲れ様!」
そう言って私たちは手を繋いで帰った。
赤「ところで、国語のテスト返ってきたのかい?」
「うん!
結構自信あるんだけど…
先に言っていい?」
赤「いいよ、自信あるんだね。」
いつもポーカーフェイスな征十郎の顔を崩してやろうと…
「なんと、90点!!
クラスで1番だったんだ〜!」
そう、勝ち誇ったように征十郎に言い寄ると…
赤「残念だったね、A。
俺は98点だったよ。」
「…え?
征十郎ってそんな頭いいの?」
赤「俺を誰だと思ってる。
それよりAに何をお願いしようかな〜。」
そう言って意地悪そうな顔をする征十郎を見て、胸がドキドキした。
(いったいどんなお願いされるんだろう…)
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りお - めちゃくちゃ面白いです!!更新楽しみです!! (2023年1月26日 6時) (レス) @page1 id: b489825e8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコ | 作成日時:2023年1月13日 14時