赤司征十郎の気になる人は桃井の友達 (ページ21)

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⚪︎２０話ページ21

教室に戻ると大輝もさつきも帰ったみたいで…

赤「送っていくよ、荷物取っておいで。」

「ありがとう、ちょっと待ってて！」

そう言って帰る支度して急いで征十郎のところに戻った。

(ほんとに征十郎が彼氏なんだ…//)

そう思っていると急に手を繋がれた。

びっくりしたけど嬉しかったので手を握り返すとさっきみたいに征十郎の耳が赤くなっていた。

赤「勉強の調子はどうなんだい？」

「そこそこかな、国語が1番自信ないんだよね〜」

そぅ、国語がどうしても小さなミスをしてしまう。

前の小テストもうちょっとで満点だったのに！

赤「じゃあ俺と勝負してみないかい？

　国語で点数が高い方が勝ち、敗者は勝者の言うことを１つ聞くなんてどうだろう。」

征十郎は提案するなり、ニヤリと笑い意地悪そうな顔をした。

赤「そうしたら、Aも頑張る理由になるだろう？」

そう付け加えて…

「わかった、じゃあ約束ね！」

そう約束をして連絡先まだ知らなかったので、交換し合い家の近くまで送ってくれた。

(よし、頑張ろう)

征十郎に勝って悔しがる顔をこの目に焼き付けてやろうと思いその日は夜中まで勉強してしまった…

次の日

さつきには付き合ったことを言おうと朝待ち合わせして昨日の出来事を話した。

桃「昨日、大ちゃんがAは先帰った〜なんて言ってたから変だと思ってたんだ！

　まさかそんなことになってるなんて〜！！

　おめでとう！」

そう言われて勢いよく抱きつかれた。

「ありがとう、さつき！！」

いい友達を持ったな〜と思いながら気がつくと教室に着いた。