213.ちょっとだけいいか？ ページ33
「ねぇ、春物の服見に行こうよ！
竈門さんの店の服、見てみたいし！」
蜜璃に誘われ、炭治郎の店に来たのだが…警戒心は拭えない。
もし陽菜さんが同じタイミングで来ていたらどうしようと、不審者並みに辺りをキョロキョロとしてしまう。
「A、怪しいから…！」
蜜璃は白色のカーディガンを見ながら、私に小さい声で注意してきた。
でも、許してほしい。
陽菜さんがいるかどうか不安なのだ。
「大丈夫、陽菜さんはいないよ。」
蜜璃は私の意図を汲み取ってくれて、こそっと私に教えてくれた。
ホッと胸を撫で下ろし、姿勢を正した時だった。
「あ、竈門くんの彼女さんですよね…？」
振り向くと、炭治郎と初めてこの店に訪れた時に接客をしてくれた店員さんだった。
そして、いきなりの質問の内容に驚いてしまい、思わず固まってしまった。
「今、休憩中なんですけど呼んできますね。」
『え！？
いや、大丈夫ですよ！』
断ったのだが、その人は店の奥に消えてしまった。
しばらくすると、本当に炭治郎が来た。
私と蜜璃を見て目を丸くしたかと思うと、嬉しそうに微笑んだ。
「来てくれたんだな。
嬉しいぞー。」
「Aと一緒に服を見に来たんです。」
「ゆっくり見ていってくれ。
あ、A。
ちょっとだけいいか？」
炭治郎は手招きをしてきた。
蜜璃の方を見ると、「いいよいいよ。」と言ってくれたので、彼と一緒に店の裏に行った。
214.ストーカー→←212.離すと思うか？ 〜炭治郎side〜
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そらね - 正直言って陽菜ちゃん嫌いです。 (2020年11月15日 9時) (
レス) id: 4fd123f034 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - 朔夜さん！これからもたくさん素敵なお話を作ってください！ (2020年7月23日 0時) (レス) id: c9bbef43dc (このIDを非表示/違反報告)
凪 - お話が面白すぎて……すごい……。(語彙力) 炭次郎の甘えてくるところがアアアアアアアアアアッッッッ！！！！！！たまらん！！！！！！ (2020年7月23日 0時) (レス) id: c9bbef43dc (このIDを非表示/違反報告)
鬼滅の刃大好き - 陽菜が炭治郎のこと好きなのはわかるけど、さすがにやりすぎぃ〜！炭治郎、夢主さん、がんばれ〜！！そしてそして！朔夜さんも頑張ってください！ (2020年7月4日 0時) (レス) id: 7db63c5bfe (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - 朔夜さん» んーっ！ (2020年6月8日 18時) (レス) id: 47360ddac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2020年6月3日 20時
