212.離すと思うか？ 〜炭治郎side〜 ページ32
スタッフルームで休憩をしている時、あの先輩が飛び込んできた。
「おいおいおい。
例の元カノ来てるぞ…。
しかも、��竈門さんって今日来てますか？��って聞かれたし。
��いませんよ。��って答えたけど。」
先輩のナイスアシストにホッとしたが、昨日言った通り、本当に来るとは…。
『すみません、余計なことさせて…。』
「気にすんな。」
____________
「やっぱりいたー。」
今から帰るということをAにLINEしている時、背後から腕を絡められた。
振り向くと、陽菜が見上げていた。
…何でいるんだ？
「店の人にさ、炭治郎がいるかって聞いたら、いないって言われてさぁ。
でも、ネットとか見たら炭治郎のこと書かれているんだよねぇ。
嘘つかれちゃったんだけど。」
『で、何か用か？』
「ネットで私のこと、炭治郎の彼女だって言われてるんだよねぇ。
そのせいで喧嘩とかしてないかなぁって思って。」
香水でもない陽菜の甘ったるい匂い。
Aと違って気持ち悪い。
俺は陽菜の腕を振り解き、フッと鼻で笑った。
『そのせいで逆に仲良くなったなぁ。』
すると、予想外の答えが返ってきたせいで、陽菜の目が丸く開かれた。
「え？
でも…言ってないんでしょ？
ここで会ったことも。
言ったら喧嘩になるよね？」
『もう全部知ってるぞ。
言うことにしたからな。
喧嘩になったとしても別れないから。
俺がAを離すと思うか？』
陽菜は歯軋りが聞こえてきそうなぐらい悔しそうな顔をしていた。
残念だな、思い通りにならなくて。
『俺らが話していたらAは嫌だろうし、俺も話すことないから帰るな。』
「っ…。」
陽菜は鞄の紐をギュッと握った。
そして、怒っているような悲しいような複雑な匂い。
でも、俺はもう知らない。
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そらね - 正直言って陽菜ちゃん嫌いです。 (2020年11月15日 9時) (
レス) id: 4fd123f034 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - 朔夜さん！これからもたくさん素敵なお話を作ってください！ (2020年7月23日 0時) (レス) id: c9bbef43dc (このIDを非表示/違反報告)
凪 - お話が面白すぎて……すごい……。(語彙力) 炭次郎の甘えてくるところがアアアアアアアアアアッッッッ！！！！！！たまらん！！！！！！ (2020年7月23日 0時) (レス) id: c9bbef43dc (このIDを非表示/違反報告)
鬼滅の刃大好き - 陽菜が炭治郎のこと好きなのはわかるけど、さすがにやりすぎぃ〜！炭治郎、夢主さん、がんばれ〜！！そしてそして！朔夜さんも頑張ってください！ (2020年7月4日 0時) (レス) id: 7db63c5bfe (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - 朔夜さん» んーっ！ (2020年6月8日 18時) (レス) id: 47360ddac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2020年6月3日 20時
