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210.偶然 〜炭治郎side〜 ページ30

『…ってことがあったんだ。』
「何それ!
話があるとか言うから、深刻なことかと身構えたら、Aちゃんとのノロケかよ!!」



この前の、Aからキスしてくれたことや元気付けてもらったことが嬉しくて、善逸を呼び出して聞いてもらったのだ。
このアイスコーヒーも、いつもより特別おいしく感じる。



『Aとは、何があっても、この先も大丈夫な気がする。』
「え、炭治郎?」



俺と善逸は同時に顔を上げた。
そこには口の前で両手を合わせ、嬉しそうに微笑んでいる陽菜がいた。



「嘘ー。
ぐうぜーん。」



これは本当に偶然だ。
俺の店に来たわけでもなく、街中のとあるカフェだ。
嬉しそうな陽菜とは逆に、スッと気持ちが冷めた。



『善逸、行こう。』
「あ…うん。」



アイスコーヒーのカップを持ち、ガタッと椅子から立ち上がった。
すると、陽菜はスルッと俺の腕に手を絡めてきた。



「また、店に行くね。」
『…勝手にしてくれ。』



腕を振り解き、さっさと店から出た。
追いかけてこなかったことに安心はしたが、余計な不安だけが残った。



何で会うんだ。
見えない力で引っ張られているようだ。

211.呼び出し→←209.炭治郎の彼女だから



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設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎 , とんでもねぇ   
作品ジャンル:その他
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そらね - 正直言って陽菜ちゃん嫌いです。 (2020年11月15日 9時) (レス) id: 4fd123f034 (このIDを非表示/違反報告)
- 朔夜さん!これからもたくさん素敵なお話を作ってください! (2020年7月23日 0時) (レス) id: c9bbef43dc (このIDを非表示/違反報告)
- お話が面白すぎて……すごい……。(語彙力) 炭次郎の甘えてくるところがアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!!たまらん!!!!!! (2020年7月23日 0時) (レス) id: c9bbef43dc (このIDを非表示/違反報告)
鬼滅の刃大好き - 陽菜が炭治郎のこと好きなのはわかるけど、さすがにやりすぎぃ〜!炭治郎、夢主さん、がんばれ〜!!そしてそして!朔夜さんも頑張ってください! (2020年7月4日 0時) (レス) id: 7db63c5bfe (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - 朔夜さん» んーっ! (2020年6月8日 18時) (レス) id: 47360ddac9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔夜 | 作成日時:2020年6月3日 20時

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