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そらるside



「遅くなってごめんね、A」


「そっ...そらるさん...」


「そらるじゃないよ、彼方だよ」


「かな、彼方くん...会いたかったよぉ...」




Aは、俺の顔を見ると、すぐに泣き始めた。


ごくたまに通る人が、泣かせたみたいな目で見てくる。





「泣かないで...本当に、ごめんね」


「なんで今更きたの...」


「どうしても会いたくて、Aに。」


「うぅ...」


「まふまふに、「行ってください」って言われたから。」






























「そらるさん、誰に連絡してるんですか?」


「あー...彼女?」


「彼女...リア充してますねぇそらるさん...?」


「顔怖いから」



今度のライブや、新曲とか、いろんなことをまふまふと打合せしてた。



「なんて送ったんですか?」


「...今日会えないって送った。」









「はあぁぁあぁあぁぁぁあ?!?!」


「耳痛いからやめて」


「彼女さんに会いに行きなさいよバカー!」


「その女口調何...」



「彼女さん、LINEでは平気そうにしてますけど、絶対寂しいですって!

そらるさんに会えなくて泣いてますよ!」


「そこまで...」


「女心が分かってないですね鈍感め!!!

女の子は、好きな人のことばかり優先するんです!」


「...」


「はやく行ってきなさいよ!!!!!

新幹線のチケット取っておきますから!」



こんなまふまふのありきたりな言葉に、心を動かされた。



ああ、Aに会いたいって思った。







あったら、すぐに抱きしめたい。























数時間前誓ったように、Aを抱きしめた。




「彼方くん充電が戻ってく...」


「何それ(笑)」


「貴方不足でしたぁ...抱きしめくれてありがとう...」


「A」


「なんですか?」

















「大好き。」






「...私も大好きだよ!」







そのあと、Aの家にあがらしてもらった。




たくさん話して、たくさん抱きしめあった。

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かんてぃー@奈ノ花(プロフ) - shizukuraitosorさん» 私は元々恋愛系を読んだり書いたりしなかったので、さらに遠距離恋愛となるととても難しかったです(笑)番外編もお楽しみに! (2019年1月4日 7時) (レス) id: 3f46b2c644 (このIDを非表示/違反報告)
かんてぃー@奈ノ花(プロフ) - みかげさん» ドッペルゲンガーでは?!←ありがとうございます!番外編も作る予定ですので、お楽しみに! (2019年1月4日 7時) (レス) id: 3f46b2c644 (このIDを非表示/違反報告)
shizukuraitosor(プロフ) - おぉ…!!遠距離恋愛の小説をあまり読まなかったので、イメージがしにくかったですが…とても面白かったです! (2019年1月4日 2時) (レス) id: 4dff7efeca (このIDを非表示/違反報告)
みかげ - 自分と全く同じユザネの方がコメントしてたので、(あれ?私コメント残したっけかな…)ってなっちゃいましたwwwこの作品とても面白かったです! (2019年1月3日 19時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
かんてぃー@奈ノ花 - あーなんででしょうね←あとで、なんか理由付けないとって思いながら忘れてましたね()多分、彼なりに嬉しかったのと、彼女を自分の手で一生守っていけるのか不安になって考えたのではないでしょうか(笑) (2019年1月3日 14時) (レス) id: 945620e047 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かんてぃー@奈ノ花 x他1人 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2019年1月2日 16時

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