Valkyrieのお人形。 (ページ2)

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綺麗な少女ページ2

これは約一年前の事。
その時代は動乱の時代と呼ばれ、
この夢ノ咲学園で、物事が大きく動いた年である。

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宗「あぁ…！！やはり完璧だ！良く似合っているよ…！」

『………♪』

深紅を基調にしたアンティークなドレス。
それを着用し、ドレスの裾の部分をヒラヒラと揺らしながら、楽しそうに回るA

宗「AAAッ…！！
君は何故そんなにも美しいのかね…！」

Aを真正面からぎゅっと抱きしめ、愛を語る斎宮

みか「ええなぁお師さん
俺もA姉とぎゅ〜したいわぁ」

宗「駄目に決まっているだろう
そもそも、Aに触れる事自体、許した覚えはないのだよ」

斎宮のAを抱き締める力が強くなり、少し苦しそうにするA

それに気づいた斎宮は、顔を真っ青にし、腕の力を緩めた。
どうやら無意識に力を入れてしまったようだ。

宗「す、すまないA！
君の大事な身体を粗末に扱ってしまった…
身体は大丈夫かね！？痛い場所などは…！」

顔を横に振り、『大丈夫』と言うように斎宮に抱き着く。

宗「な、ッ…！？」

突然のAの行動に驚き、顔を真っ赤に染める斎宮

が、Aの伝えたかった事を理解したのか、静かに抱き締め返した。

宗「君は本当に愛らしいのだよ…
僕の…僕だけのマリオネット…♡」

完全に二人だけの世界が出来上がり、完全に蚊帳の外となってしまった影片は、
斎宮を羨ましそうに見つめる。

みか「(ええなぁ、お師さん…

なんで、俺じゃあかんの、？)」