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そして、またメッセージが表示される









『さて今回は例の緊急作戦を使います』

「あれか!」

「あれって?」

『前に練習してたんだ。緊急の時に使えるかもしれないけど、使えないかもしれない作戦だと』

「“カラスの行水大作戦”とか、“お尻ぷりぷり大作戦”とか、いろいろねっ!」

「それ絶対使えないでしょ」









杏奈じゃなくても普通、そう思う









『作戦成功の鍵となるのは、海腹のりか、日和正勝』

「のりか、あの特訓頑張ったもんな!」

「うんっ!」

「日和は?」

「監督の雑用は手伝いましたけど…」

「それ、お手伝いが必殺技のヒントになるんじゃないゴスかね!?」

「うーん…。全然わかんないですけど、はっきり言って」

『お前たち、そろそろ行くぞ』









両チームのスポンサーアナウンスが流れ、入場ゲートがゆっくりと開く









御影専農は、4・4・2のフォーメーション








雷門は、3・4・3







今回も、海風はミッドフィルダーに入っている









雷門のキックオフで試合がスタート






明日人がボールをつつくと、早速イレブンバンドが鳴った









『飛ぶ鳥を落とす勢い大作戦…って、ネーミングセンスだろ』









フィールドに佇んでいる海風が、呆れながらも読み上げた









「いきなりあれか!」

「スタート!」









あすとの合図で、雷門は小刻みにパスをつなぎながら全員で攻め上がっていく





海風からの縦パスを明日人が頭でつないで小僧丸へ





対する御影専農は、ゴール前を固めた









「今だ」









小僧丸が宙に舞い上がる









「ファイアトルネード!!」









御影専農のゴールキーパー小間も、必殺技シュートポケットで対抗





両手でバリアを発生させ、ボールの勢いを殺してキャッチした





雷門の攻撃を止められた







自陣に残っているのは、のりかだけだ









「しまったぁー!
自分たちの陣がガラ空きじゃないですかーっ!!」









奥入が、ちょっとわざとらしく叫んだ








御影専農の選手が遅れて気づく









「いくぞっ!」

「あがれーーーっ!」

『こんなにすんなり行くものか?』









決して遅くは走らず、いつでもボールを奪えるように張り付く

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年9月18日 0時

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