6話 生と死の時代 ページ31
「我々の“窓”が呪胎を確認したのが3時間ほど前
避難誘導9割の時点で現場の判断により、施設を閉鎖
「受刑在院者第二宿舎」
5名の在院者が現在もそこに呪胎と共に取り残されており、呪胎が変態を遂げるタイプの場合、特級に相当する呪霊になると予想されます」
呪術高専の補助監督である、伊地知さんによる説明が行われた
“窓”、と呼ばれるのは術師ではないけど、呪いを視認できる高専関係者のことを言うらしい
わからないことだらけだなぁ…
『あの…』
「「?」」
『特級、とか…よくわからないんですけど…私の感覚で言うと、特級って上弦の鬼でいいんでしょうか…?』
「まあ、簡単に言えばそうなるわね」
釘崎さんが簡単にまとめた呪霊のランクわけを教えてくれた
4級は木製バットで余裕で倒せる
3級は拳銃があればまあ安心
2級(準2級)は散弾銃でギリギリ
1級(準1級)は戦車でも心強い
特級はクラスター弾での絨毯爆撃でトントン
『柱3人分の上限の鬼と同等と考えた方が早いのかな…』
(柱ってことは…神瞑が3人いるってことか…!?)
(そんなに強いのか、鬼…)
『あの、特級ってことは私たちが相手しちゃいけないんじゃないんですか?
伏黒くんの2級で1番上なんですよね?』
本来呪霊と同等級の術師が任務に当たる
今回の場合だと、五条さんなんだけど…あの人は出張中、そもそもフラフラしていいような人ではないらしいけど…
「いや、神瞑の場合特級だろ…」
「すでにチートじゃない」
『えぇ…私なんてまだまだ…柱の中でもなりたてだったし…』
呪術師は人手不足、それは100年前の鬼殺隊と同じだ
手に余る任務を請け負うことは多々ある…
ただ今回は緊急事態で異常事態
「「絶対に戦わないこと」
特級と会敵した時の選択肢は、「逃げる」か「死ぬ」かです
自分の恐怖には素直に従ってください
君たちの任務はあくまで、生存者の確認と救出であることを忘れずに」
『………天ノ河』
「カァァァア!!」
『今回は危ないから外で待っててくれる?』
「デモ…死ヌマデ絶対一緒ダト、約束シタ」
『…お願い、天ノ河』
一緒にいて、もしものことがあってはきっと私はもう、立ち直れない
天ノ河は大切な私の家族だから
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sou(プロフ) - むいくんにも煉獄さんにもあえて嬉しい♡♡ (2022年2月4日 9時) (レス) @page29 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 7-10で悲鳴嶼さんがいませんよ? (2021年3月13日 22時) (レス) id: efbfb3634d (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 6-2なんですけど無限城が無惨城になってますよ (2021年2月19日 7時) (レス) id: 56a3767e45 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 2月11日追記への意見ですが、個人的には青子ちゃんというキャラに一切魅力を感じないので見たいとは思わないですね…。粗野や乱暴やご都合主義が過ぎていて少し不快になることもあるので…。個人的には新しいヒロインちゃんに期待です…。 (2021年2月17日 15時) (レス) id: 80796327ac (このIDを非表示/違反報告)
やみ(プロフ) - 初めまして!このお話大好きで、ワクワクしながら楽しく読ませて頂いてます!また読みに来ます☆ (2021年2月12日 11時) (レス) id: d92e26f623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月25日 20時