殺し屋最恐と呪術師最強

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「政府との契約ですから、先生は決してキミたちに危害は加えないが、次また今の方法で暗殺に来たら、キミたち以外には何をするかわかりませんよ
家族や友人……いや、キミたち以外を地球ごと消しますかねぇ」









バラバラと表札が床に落ちてくのと同時に、5秒間という短い時間でみんな悟ってしまった


“地球の裏でも逃げられない”と






どうしても逃げたければ、この超生物を殺すしかないのだと









「なっ…なんなんだよ、てめェ!! 迷惑なんだよぉ!!
いきなり来て地球爆破とか、暗殺しろとか…迷惑な奴に迷惑な殺し方して何が悪いんだよぉ!!」

「迷惑？とんでもない。キミたちのアイディア自体はすごくよかった」









ペカペカと朱色の丸を浮かび上がらせた超生物は、シュルと職種を伸ばして渚の頭の上に置いた









「特に渚くん。キミの肉迫までの自然な体運びは100点です
先生は見事に隙を突かれました
ただし！寺坂くんたちは渚くんを、渚くんは自分を大切にしなかった
そんな生徒に暗殺する資格はありません！」









ブッブーと紫のバッテンを出した超生物は、すぐにみんなの方に向き直った









「人に笑顔で胸を張れる暗殺をしましょう
キミたち全員、それができる力を秘めた有能な暗殺者(アサシン)だ
暗殺対象(ターゲット)である先生からのアドバイスです」









この超生物は、何を考えているかなんて私にわかるわけもない
ただ…私たちのことを正面から見てくれていることはわかる気がした









「…さて、問題です。渚くん。先生は殺される気など微塵もない。皆さんと3月までエンジョイしてから地球を爆破です
それが嫌ならキミたちはどうしますか？」









暗殺なんてしたことないし、私たちにはするべきことが他にたくさんある

だけど









「…その前に、先生を殺します」

「ならば今殺ってみなさい。殺せた者から今日は帰ってよし!!」









この先生なら、殺意さえも受け止めてくれる









私たちは殺し屋

ターゲットは先生









「殺せない…先生…あ、名前、「殺せんせー」は？」









殺せんせーと私たちの暗殺教室


始業のベルは明日も鳴る

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