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5-6 side.A ページ26

なんだろう、急に気持ちが、ガラッと変わって

しまったの。

ハッキリ物事を言いたくなるような、そんな

感じ・・・。

と、みんなが私を追いかけてきた。

「アーヤ!」

「立花!」

振り向いた私。

でも、笑顔が出てこない・・・っていうか、

出したくない気分になって・・・。

「なに。」

ハッキリとそう言う。

私たちのあいだに、冷たい風が吹き込んだ。

と、いきなり若武が、私に駆け寄ってきたの。

そして、私の頭に手を伸ばす。

猫耳を掴んで、フードをグイッと取った。

・・・。

・・・。

「アーヤ。」

「立花。」

名前を呼ばれて、我に返ったように、ハッと

した私。

「・・・なんだか、変な感じだった。」

言葉を探してそう言うと、みんなはパッと

明るくなった。

「アーヤ。」

小塚君が、私を呼んだ。

「なに? 小塚君。」

ごく普通に返したつもり。

けどみんなは、とても嬉しそうで。

「よっしゃぁ!」

「やっぱり、フードが原因か。」

「どうやって、変化させていたんだろうね。」

・・・あの、何のこと?

「アーヤ、気持ちがまったく違うものに、

変わらなかった?」

「え・・・うん、変わってた。」

黒木君が どんぴしゃなことを言うもの

だから、少しうろたえた私。

「美門にフードを被せられたときから、

ちょっと・・・なんていうのかな、クールに

なっていたんだ。」

クー・・・ル・・・?

「上杉みたいだったよ。」

翼がそう言うと、怒る上杉君と、焦る若武が

出現。

翼が煽って、火種を大きくする。

それを見て、苦笑する黒木君と、小塚君。

私も苦笑・・・しながら、考える。

それにしても・・・フード・・・クール・・・

変わった私・・・そして、通称魔女娘の、

凛々透ちゃん・・・。

! 凛々透ちゃんが言っていた、あの謎の

言葉って・・・!

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白黒ウサギ♪ - 私もアーヤのロリータを見てみたいです。勿論ゴスロリも。 (2016年10月10日 2時) (レス) id: b7747621c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷらっと(プロフ) - 姫織さん» ありがとうございます!構造が あお編 と似てしまったのが、心残りですねー。コメント嬉しかったです!リクエストもよかったらして下さい (2016年3月1日 0時) (レス) id: e1e4c12369 (このIDを非表示/違反報告)
姫織 - カナタ君カッコ良かったよー! (2016年2月29日 19時) (レス) id: fd8662b0ff (このIDを非表示/違反報告)
ぷらっと(プロフ) - 妃織さん» 書き終わりはした・・・のですが、2日たっても検索結果に出ないので、お知らせというか、できあがってます とこちらで報告させていただきます。おかしなデートは知っている という題名です。妃織さんのリクエストにできるだけ沿って書きました。 (2016年1月5日 23時) (レス) id: e1e4c12369 (このIDを非表示/違反報告)
妃織 - ぷらっとさん» 了解! 大丈夫だよ (2015年12月31日 20時) (レス) id: 30e3295dec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷらっと | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年12月14日 18時

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