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倉持
何だこれ！！！！！吐き気がする…
まずいってもんじゃねえぞ…
糞でも配合されてんじゃねえのってレベルだ。
何も反応しない俺を不安げに見つめるAに早くリアクションを返したいが…
あまりの不味さに言葉が出せないでいた。
「倉持先輩ごめんなさい…！！」
慌てて鞄から水を出して渡してくるA
せっかくくれたのに、嫌な思いなんてさせたくなくて我慢して飲み込んで平気な顔をした。
できてるかわかんねえけど…
「…独特な味で悪くなかった。ありがとな」
完全に嘘だ。
「え…？本当ですか…？」
「ほんと」
驚いた顔で俺を見てくるAを見て疑問が浮かぶ。
もしかして不味いってこと知ってたのか？
「倉持先輩すごーい！！沢村君が言ってたんですよ！倉持先輩はこういう物が平気だって」
「沢村？こういう物？」
Aの口からあいつの名前が出てきて焦る一方、話が読めなくて混乱してしまう。
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作者名：おにぎり | 作成日時：2021年3月27日 6時
