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二十一 ページ21
アレキside
僕は何をしていたんだ・・・あんなに王女様と話して・・・そして明日も・・・これは違反ではないのか。こんなことが許させるのだろうか。
王女様に話したのは本当は恵まれた人だけの生活だ。僕は買い物に行って料理をしても、それをおば様に出すだけで僕が食べているのは城から出た残り物のみ。
友達だっていない。おば様に作ることを許されなかった。僕はただおば様の幸せだけの為に動いている操り人形みたいな存在なのだなら。
いっそのこと、何もかもを捨てて逃げ出してしまいたい。でも一人で生きていくことなんて出来るはずが無いんだ。
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作者名:月 | 作成日時:2019年12月20日 14時