266話 ページ19
凄まじいサーブなのに、勢いを殺すレシーブはなんて見たことがないしあんなサーブされたのに綺麗に拾える自信は私には無い
そして、なんと言っても音駒はどんな形でボールがきても絶対に落とさず、拾って繋いでいく音駒のスタイルが皆を感化させているようにも見えた
木「くぅぅ!あいつらよく拾うよなぁ!」
梟谷の5本指に入ると言われている主将の木兎光太郎と言う人が腰に手を当てて音駒のみんなを見ていた
赤「木兎さん、余所見しないでくださいほら、ボールきますよ」
赤葦くんは及川さんと同じくセッターだ
木「あかーし!俺によこせ!」
赤「っ、はい!」
木兎さんに呼ばれた赤葦くんは綺麗なトスを上げて木兎さんの手にタイミングよく当てた
あ「...東京こっわ」
強豪と聞いて私はどうしようとか不安だとか思っていたけど、
あ「みんな、かっこいい」
いいプレーをする度、いい失敗もあるし、そこからまた這い上がれるから彼らは今この瞬間が1番楽しいのかもしれない
あ「あ、研磨くん今わざとやったなあれ」
こっちだよって目配りした上で山本くんにボールを上げた
あれは研磨くんだからできるんだよね
前半の試合は25-24で音駒が勝った
鉄「リエーフ!ブロックする時は手は前だっつてんだろ!」
研「あとレシーブも、乱れないようにした方がいいよ」
「翔陽の方がまだ上手」と疲れている研磨くん
灰「そ、そんなぁああ!!日向と比べないでくださいよ!でも俺、もうちょっとでうまくなりますんで!!」
海「リエーフのそういう前向きな所、俺嫌いじゃないよ」
黒「おい海、リエーフを甘やかすんじゃないよ」
海「そうかな」
多分この人は海信行さん。そして副主将をしている人。
穏やかで優しそうな雰囲気な海さんは私が挨拶に行った時に「緊張とかしてるかもしれないけど皆優しいから大丈夫だからね」と優しく声を掛けてくれた人だった
あ「あの、皆さんドリンクどうぞ」
「濃さとかよく分かんなかったので一応皆さん同じ感じで作りました」
夜「お、ありがとな!濃さとかは気にしなくて大丈夫だよ!」
あ「わかりました」
「鉄くん、はいどうぞ」と渡すと私の手ごと持っていく鉄くん
黒「ん、ありがとな」
あ「ちょ、手」
黒「ん?」
あ「ん、じゃなくて!手離してって言ってんの!」
黒「あー...ぎゅってしてほしいって?」
「仕方ねーな」と言って私の話なんか聞こえていないように鉄くんは私を抱きしめた
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ろーるけーき☆(プロフ) - よろしくねっ (2022年10月8日 9時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ろーるけーき☆さん» はーい!了解(*^^*) よろしく! (2022年10月7日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ろーるけーき☆(プロフ) - ももさん» すみません汗汗 お返事遅れましたっ( ; ; )ありがとうございますっ!!仲良くなりたいのでよければタメ口で話してください! (2022年10月7日 22時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - URAN٩( ᐛ )وさん» ありがとうございます!頑張ります( *´꒳`*) (2022年10月3日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
URAN٩( ᐛ )و - 及川、、、どんだけ大人なのよっっ!この小説大好きです!友達と仲良く読ませてもらってます。とても素敵な小説ありがとうございます。これからも頑張ってください。あと続き待ってます! (2022年10月3日 0時) (レス) @page21 id: 38df0baeed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年9月25日 20時