267話 ページ20
あ｢ね、ねぇ、何してんの｣
黒｢何って、抱きしめてんの｣
｢分かんだろ｣と私の耳元でそう言う鉄くんはからかってんのか馬鹿にしてんのかよく分からなかった
すると違うコートの方から｢あー！！｣と声が聞こえたけど誰の声かなんてすぐに分かってしまう私は相当好きなのかもしれない
そしてずんずんとこちらに向かってくるミントグリーンのユニフォームを着た彼が私を鉄くんから引き離した
及｢これはどうも〜俺のAちゃんがお世話になってます〜｣
黒｢いえいえ全然です〜｣
2人して謎の火花が飛び散っている
及｢黒尾くん、悪いけどAちゃんは俺の彼女だからそういう事されると俺黒尾くんに何するか分かんないからやめてくれる？｣
めちゃくちゃ鉄くんを睨む及川さんとそれに怯まない鉄くんはにこにこと笑顔だった
黒｢へぇ...彼氏ね｣
及｢って事だからよろしく｣
及川さんに数秒抱きしめられ満足したのか帰っていく及川さんは岩泉さんに殴られていたのは言うまでもなかった
後半は梟谷が勝って音駒は負けてしまった
私は音駒高校の人達に｢今日はありがとうございました｣とお辞儀をして早く及川さんの所に行きたかった。というか早くこの場から逃げたかった…だってあの後鉄くん機嫌悪かったし、何か目とか合わせづらかったし、何か喋らなくなっちゃったし...とにかく早く避難したかったんだけど私が走って行こうとすると、誰かに手を掴まれて行けなかった
黒｢...そんな逃げるように行くなよ｣
二の腕をがっつり掴まれてもう逃げられないと言っているような感覚に私はびぐっとなってしまい、身動きが取れなかった
及川さん達は多分、もう体育館にはいなかった
だって、後半は違う体育館でやってたから
あ｢...｣
音駒の皆は食堂に向かっていたし、梟谷のマネージャーの雪絵先輩とかおり先輩はもう既にこの場にはいなかったから多分この体育館には私と鉄くんだけだった
黒｢なぁ、なんか言えよ｣
あ｢え、えっと...お腹、すいたね？｣
黒｢は？｣
で、ですよね…
空気読めなくてすみません
黒｢ぷっ...お前相変わらずだな｣
手を離した鉄くんは爆笑してた
あ｢だってあんなに動いてたんだからお腹すくでしょ？｣
黒｢まぁな｣
｢お前よりは動いてたかもな｣なんて私の頭を乱雑に撫でてにかっと笑った
黒｢なぁ、及川が彼氏って…ほんとか？｣
いきなり空気が変わって少しピリついた
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ろーるけーき☆(プロフ) - よろしくねっ (2022年10月8日 9時) (
レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ろーるけーき☆さん» はーい！了解(*^^*) よろしく！ (2022年10月7日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ろーるけーき☆(プロフ) - ももさん» すみません汗汗 お返事遅れましたっ（ ; ; ）ありがとうございますっ！！仲良くなりたいのでよければタメ口で話してください！ (2022年10月7日 22時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - URAN٩( ᐛ )وさん» ありがとうございます！頑張ります( *´꒳`*) (2022年10月3日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
URAN٩( ᐛ )و - 及川､､､どんだけ大人なのよっっ！この小説大好きです！友達と仲良く読ませてもらってます。とても素敵な小説ありがとうございます。これからも頑張ってください。あと続き待ってます！ (2022年10月3日 0時) (レス) @page21 id: 38df0baeed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2022年9月25日 20時
