129話 ページ31
松「どうやったらAちゃんを彼女にできるかな〜って話してたんだよね」
「ね?」と花巻さんと国見くんと私に聞いてきた松川さん
花「そーなんだよ」
国「先輩、及川さんみたいな人が好きだからなかなか手強くて」
その言葉に反応したのか及川さんの肩が少しピクっとなった
あ「ちょ、国見くん?!」
「何言ってんの?!」と聞くと、
国「好きなら好きって伝えないと失ってから気づいたら遅いんですよ?」
国見くんの顔はとても哀しそうにでもどこか優しそうな顔で微笑んでいた
でも、国見くんの言う通りかもしれない
花「お、なになに?珍しいじゃん…国見がそんな事言うなんて」
松「松子も言われた〜い」
花「何言ってんのよ貴子、英ちゃんはあたしに言ったのよ〜?」
松「え?そうなの?英ちゃん」
先輩達の間に挟まれてる国見くんの顔は引くほど嫌そうな顔をしていた
岩「望月…お前フン川の事が好きなのか?」
岩泉さんの後ろから及川さんが「ちょっと岩ちゃん!」と騒いでいた
あ「え、え、あのっ」
私が戸惑っていると花巻さんが助けてくれた
花「はい、って事でこの話はお終いでーす」
何で好きなのに好きって言わなかったのかな…
そして部活終了時刻になり、それぞれ帰宅して行った。
そして及川さんとは必要最低限以外、全く話さなくなり、インターハイ予選当日を迎えてしまった。
〜インターハイ予選当日〜
あれから日が経ったけど、及川さんとの距離は前みたいな距離ではなくなった
でも、「おはよ」とか「ありがと」とかは普通に言ってくれるけど、1度も目は合わなかった…それ以外は何も話さなくなってしまった
毎日の様に会話してたのが突然無くなるなんて穴が空いたみたいで少しだけ切なく感じた
ずっと思ってた…
及川さんに謝らなきゃって
謝ってはやく、伝えなきゃ
好きですって。
なのに、臆病者の私は声を掛けることさえ怖いと感じている
どれほど話してないんだろ
岩泉さん達はそんな私たちを見てすごく心配している
こんな事になるならもっとはやく伝えればよかった
及川さんと話せないのが寂しいだなんて思う日が来るなんて思わなかったから…
岩「望月、ぼーっとしてっと誰かとぶつかっちまうぞ」
仙台市体育館の入口を目指して歩いている私だったが、下を向きながら歩いていたから岩泉さんがそれを見ていたらしく私に教えてくれた
あ「…すみません、ありがとうございます」
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もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね!応援ありがとうございます! (2022年8月11日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね!”応援しています! (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます!頑張ります! (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年5月14日 21時