117話 ページ19
あ｢はぁ…私も頑張ろ｣
ランニング中に国見くんは全然辛そうでも苦しそうにも見えなかったのがちょっとだけ悔しかった。こう見えて私だって運動部だったのにやらないだけでこんなにも体力が落ちてしまったことに自分が1番びっくりしてたのかもしれない
終始、及川さんが国見くんには｢国見ちゃん！サボらないの！｣と1番先頭で走ってる及川さんが後ろを見ながら叫んでたのを思い出す
あ｢さすが主将だなぁ｣
朝から汗でびっしょりで疲れきった私の隣にどかっと矢巾君が涼しい顔して座っていた
矢｢マネが俺らと走るなんて前代未聞過ぎてちょっと現実味を感じてないんだけど｣
｢大丈夫かな、俺…生きてるよな？｣などとボソボソと呟く矢巾君もさっきのランニングで疲れたのかな？とか思ったけどそうではなさそうだった
矢｢結構早かったろ｣
多分朝のランニングの話かなと思った私は矢巾くんの方に顔を向けた
あ｢うん、めちゃくちゃ早かった｣
矢｢今日は望月が走るってなったから3周で済んだけど、いつもはあれの倍走ってるんだよな｣
あ｢あ、ごめんね…自分で言い出しといて付いていけてなくて｣
矢｢いや、それより俺はお前が倒れんじゃねぇかって心配だったわ｣
あ｢私も思ったけど…国見くんという強い味方が居てくれたから生きてたよ｣
矢｢あいつあー見えて思いやりはあるからなぁ｣
あ｢国見くんは優しいもんね｣
矢｢可愛げはねーけどな｣
あ｢可愛いって言ったら怒りそう｣
矢｢無言の圧がやばそう｣
そんな他愛もない話をしていた
今日の朝練の皆の姿をみて、私も皆が頑張る姿を見て私も走りたいって思った
急に私が｢今日、私も走ってもいいですか？｣って言った時の皆の顔が少し嬉しそうに、でもどこか心配した表情をしてくれたり、松川さんとかは｢一緒に走ったら吐くかもよ？｣とか心配してくれたり、花巻さんとかは｢俺、おんぶして走ってあげようか？｣なんて言ってくれるから私は思わず首を横に振った
岩泉さんなんて、｢無理すんな、ただ熱中症とかにだけ気をつけてくれればそれでいい｣とか心があったかくなる事を言ってくれたのが嬉しかった
及川さんなんて、｢え、え？いいんだよ？！無理しないで！Aちゃんが転んだりしたら俺、生きてけないから！！｣なんて大袈裟過ぎて笑ってしまった
その後に国見くんが｢その前にパニック死で逝ってうそうですけど｣なんて言うから全員が大爆笑だった
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もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね！応援ありがとうございます！ (2022年8月11日 22時) (
レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね！”応援しています！ (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2022年5月14日 21時
