118話 ページ20
矢巾くんと話していたら花菜がやってきた
花「あれ、今日ポニテなんだ」
珍しそうな顔で私をまじまじと見てくる
あ「ちょっと色々ありまして…」
花「へぇ…色々ってなーに?」
にやっと笑う花菜には多分今後何も隠せないと思った私は白状しようとした時矢巾くんが代わりに言ってくれた
矢「2度寝したんだってさ」
花「2度寝?」
あ「えっと、本当はね早めに起きたんだけど眠くて2度寝して起きたのがギリギリで…」
矢「学校着いて、髪結いてないのに気づいた及川さんが結んでたんだよな」
あ「はい、そうです」
花菜が私のつけてあるゴムを見て不思議そうな顔をしていた
花「及川さんがこんな可愛いゴムを持ってたとかキモくない?」
あ「え?」
花菜に言われてゴムを触ると何かゴツゴツと固い物の感触があった
花「後で鏡で見れば?」
「もー授業始まると思うし」と言った花菜は私の斜め後ろの席に座った
〜授業〜
お昼前の授業はとてもお腹が減ってしまうからお腹の音が鳴らないかどうかだけいつもこの時間はひやひやしてしまう
あ「休憩時間にホットサンド食べとくべきだった」
机に突っ伏しながら窓を見ていたら廊下側から私の名前を呼ぶ声が聞こえた
矢「あ、及川さんだ」
え、及川さん…?
何でここにいるの?と思ったら花菜が私にぼそっと教えてくれた
花「この時間、及川さん家庭科で2年の廊下通ってるじゃん」
「Aはいつも窓見てるか寝てるかだけど」と笑いながら教えてくれた花菜によく見てるなと思った私だった
廊下をぞろぞろと3年生達が通るのを目で追っていると及川さんが私に手を振っていた…いや、私なのかは分からないけど振っていた気がする
及「Aちゃぁ〜ん!」
あ、私だったんだと思いながら軽く会釈をする
手を振りながら歩く及川さんの隣には私よりも可愛くて綺麗な女の子達がたくさんいた
腕を組みながら楽しそうに会話する及川さんとその女の子達を見て少しズキっとした
花「うざ…こっち見んなし」
矢「お前ほんと口に出るタイプだよな」
「あと顔も笑」と花菜と矢巾くんがいい感じに笑いあってる中私は何故か穴が空いたような感覚だった
分かってるし、知ってたけど…及川さんモテるもんね…
及川さんの周りにはいつも可愛い女の子達がたくさんいるから私なんて絶対適うはずがない
"俺、Aちゃんの事好き"
あの時言ってくれた及川さんはどんな気持ちで私に伝えたのかな
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もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね!応援ありがとうございます! (2022年8月11日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね!”応援しています! (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます!頑張ります! (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年5月14日 21時