【おそ松さん】カラなんとかに拾ってもらった。

松31つ。 ページ35

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カラ松「じゃあ、今日はカレーにするか！」










そういった後、俺は耳を疑うこととなる。









『・・・カラなんとか』








カラ松「どーした？」








『・・・かれーってなに？』









カラ松「えっ…」









Aはカレーを知らなかった。








ハンバーグも、オムライスも。









材料となる物の名前は知っていても、料理名はなにも知らない。









10歳ほどの子供がそれを知らない。









カラ松「あ、あぁ、そうか知らないのか…



じゃあ、マミーが作ってくれるまでのお楽しみだな！」









そうは言ったものの、Aの手を握る力が強くなる。









『・・・いたい』









カラ松「おっと、すまないな」









笑顔を向け、力を弱める。









やっぱり、そうなのだ。









Aには所々、記憶がない。








消されたんだよ。







誰かに。







そうと決まったわけではないのはわかっている。









それでも、どうしてもそう思ってしまった。









『・・・カラなんとか？』









Aに呼ばれふと我にかえる。









『かれーって、にんじん、こんなにいれる？』









俺の持つカゴには人参が30本ほど。









カラ松「こんなにいらないな」






人参カレーが出来上がりそうだった。

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