【おそ松さん】カラなんとかに拾ってもらった。

松23つ。 ページ27

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『・・・』









チョロ松「A、もう食べないの？」









Aは食欲がなかった。









さっきも元気だったし、病気だとは思わないが、いつもよりも食べる量が少なかった。









おそ松「具合悪い？」









おそ松兄さんがそう聞けば首を横に振る。









『お腹いっぱい』









俺たちが起きる前に何かを食べたのかもしれないと思った。









その後もAは何も口にせず、俺たちが食べ終わるのを待っていた。









トド松「よし、A！片付けしよっか！」









俺たちもな、とみんなが立ち上がる。









ドサッ…









何かが倒れるような音が聞こえた。









一松「Aっ！」









そこには苦しそうにしているA。









松代「凄い熱ね…」









駆けつけたマミーがAのおでこを触る。









松代「カラ松、Aを運んであげて」









そう言われ、Aを二階の部屋に運び、様子を見る。









倒れるほど辛い状況で、言葉にもせず、顔にも出さず耐えていたことに驚いている。









Aはこんなにも小さいのに、自分の欲を表にださない。









子供なのに、どこか子供らしくない。









『カラ…』









もぞもぞと何かを探すように動いたAに手を差し伸べれば、その手を掴み満足そうに眠る。









こんな状態でも、Aを可愛いと思ってしまったことは内緒だ。

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