推し２ ページ2
期末テストの結果が返ってきて、即その用紙をくしゃくしゃに丸めて窓から捨てた。
そんな俺の様子を見て、Aがテスト用紙を自慢気にみせびらかしてきた。
「うわ、また498点かよ……」
『毎日徹夜で勉強してるからね！』
「その代わり、いつも授業で寝てるけどな」
『終わり良ければ全て良しだよ』
あからさまに話題逸らしやがったな。
『祥吾のテストはー？』
「捨てた」
『うわー、揺るぎないねぇ』
「うるせー。あんなもん要らねぇよ」
『ええ………』
「七島」
突然、低めの声が聞こえた。ドアの方を見ると、シンタローがAを呼んでいた。
…………いつもの“アレ”か。
『どうしたの？緑間君』
「七島……今回もお前が二位だったな。何か特別な勉強法でもあるのか？」
『そんなことないけど。ただ、人事を尽くしているだけ』
「お前が人事を尽くしている事など分かっている。ノートも綺麗だからな。良ければ、今度一緒に勉強しないか？」
『ありがとう。そうだね、時間があれば』
Aはシンタローと別れ、俺の席に戻ってくる。
「どうだったんだよ、今回は」
『………本ッッ当に天使…美人……無理…………』
「シンタローが美人？」
嘘だろ、と心底理解出来ないというような顔で言ってみる。
『まつげ長い………声が美しい………身長高い………好き……………』
「女みたいだよな、シンタローって」
『きっと緑間は女神』
「それはねーよ」
Aが二位を取り続ける理由、それは………
シンタローより点数が高かったら、さっきみてぇに勉強教えてくれ、とか褒められたりするから、だとよ。
俺が褒めてやるよ、と言うと
祥吾は何か違う、と拒否られた。
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りおん - すごく面白いので、もったいないと思います！ (2018年12月26日 17時) (
レス) id: f919ba13cc (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - この作品が凄く面白いのでそろそろ更新して下さるとありがたいです。どうぞよろしくお願い致します (2018年10月19日 22時) (レス) id: 0eba96f5ee (このIDを非表示/違反報告)
みかづち - 凛恋@キドさん愛し隊さん» ご指摘ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年8月24日 22時) (レス) id: 2ae2904005 (このIDを非表示/違反報告)
凛恋@キドさん愛し隊(プロフ) - 面白いです！応援してます！因みに黒子の名前は片仮名でテツヤですよ (2018年8月22日 22時) (レス) id: 64b5b9dc76 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち - 彩香さん» ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！！ (2018年8月2日 10時) (レス) id: 2ae2904005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち | 作成日時：2018年7月20日 23時
