帰ってきた九鬼。 ページ2
「九鬼っ！｣
そこには血まみれになり、グッタリとした九鬼がいた。
っ！熱も治ってない…！
「大丈夫なの！？九鬼！！｣
「落ち着け乱!｣
「っ！そうだよね、ごめん。｣
するとノコノコとやって来た”見習い"。
「なあ、これはどういうことだ？大将の代わりに治してくれたんじゃないのか？｣
低い声で問い詰める薬研君。
「西園寺さん、あの後、九鬼さんを治してくれなかったんですか？｣
今剣君が悲しそうな顔で聞く。
「西園寺さん…｣
すると…
「うるさいうるさい！｣
「わあっ！！｣
西園寺さんは今剣君を殴った。
「今剣っ！！｣
バッと皆が構える。すると…
僕らの身体は動かなかった。
「っ！！｣
「この本丸は私の！私の本丸に九鬼なんて要らないの！｣
まずい…！このままじゃ僕らは…！
どうすれば…っ！
ビキビキッ…！
何処からか雷が走った。
『…私の本丸は乗っ取れないわよ。
貴女の霊力がどれだけ強かろうと、それは一流である審神者の霊力に敵うと言う事ではない。
…よくも私の大事な家族を虐めてくれたわね。許さないわ…！』
この声は…！
「主っ！！｣
『ごめんね皆、私が離れたばっかりにこんなことになってしまった。でももう大丈夫よ！』
≪西園寺麗香！ 貴様は既に政府に包囲されている！抵抗しようが無駄だ！神である彼らを虐めた罪は重いぞ！厳重に処罰する！≫
そして西園寺麗香は政府に捕まった。
「ごめんなさい、皆。私のせいで…神である以前に大切な家族をこんな目に遭わせてしまった。本当にごめんなさい…！｣
「…主…様？｣
「九鬼っ！！｣
九鬼が起きた。起き上がろうとするがふらついている。僕が支えようとしたら…
「ズビッ…ぐぎぢゃあああああああん…！ごめんねえええええ…！｣
鼻水と涙で顔をぐちゃぐちゃにして九鬼に抱きつく主。
「主様…！｣
主の顔を見た九鬼。緊張の糸がほどけたように笑った。
「フフフ、私、主様の刀で、良かったです。｣
その言葉に余計に顔がひどくなる主。
「はいはい、主、九鬼は疲れてるんだから離れて。｣
「日向相変わらず私の扱い雑！｣
「そうだよ主、せっかく可愛くした九鬼が台無しになっちゃうでしょ？｣
「うう…清光まで…！皆ひどい〜！｣
ハハッと皆で笑った。やっぱり僕、主と皆が、君が、この本丸が好きだ。
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桜花(プロフ) - 今まで連載を見てくださった方々、本当にありがとうございました。ここで、日向正宗と双子の物語。は完結です。本当にありがとうございました！！ (2019年10月13日 14時) (
レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん» 初めていただいたリクエストを書いたのですが…どうでしょうか？可愛い路線にしたのですが…！嘘月さんのご期待に応えられるように頑張ります！ (2019年1月2日 22時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん» あけましておめでとうございます！そしてレスありがとうございます！お餅つきですね！頑張ります！！ (2019年1月2日 12時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
嘘月(プロフ) - 桜花さん» あけましておめでとうございます！！ネタ、なのですが、餅つき、とかいかがでしょう？ (2019年1月2日 12時) (レス) id: 330b7fd244 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん！お友達申請まで…！！本当にありがとうございます！それと、もしよろしければ、ストーリーのリクエストをいただけませんか？よろしければなので、もし無くても気にしないでください！ (2018年12月28日 19時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2018年11月3日 20時
