その時。 ページ1
「日向君、後で私の部屋に来てくれる?」
「そうだね、九鬼が心配。」
というやり取りをしてから三十分後、西園寺さんの部屋に来た。
「失礼するよ、九鬼は─…」
するとそこに九鬼は居なかった。
「…は?」
いや、九鬼は何処に行った。僕の部屋にも居なかったよ…?
「日向君…」
「ねえ、九鬼は?九鬼は何処にいるの?」
「私の霊力がちょっと足りなくて、私の知り合いの人に預けたの。」
「本当に?」
「ええ、本当よ。それより日向君、私、眠れないの。…一緒に寝てくれない?」
西園寺さんは肩を出していた。僕は後ずさった。するとバサッと何かが落ちる音がした。
「…っ!?何、これ。」
大量に僕の写真が出てきた。こんなの、撮った覚えなんてない。それに、僕の隣にいる九鬼は…全て黒く塗り潰されている。
その写真と共に散らばった白い紙。
「これ…っ!!」
それは九鬼の字で書かれた大量の書類だった。
「これ…九鬼のだよね。どういうこと?」
「なっ、何言ってるの?私の字よ、それ。」
「いいや違わないよ。何回か九鬼と読み書きした僕には分かる。九鬼の字の癖も形もね。」
九鬼が最近見習いの所に通っていたのはこの為か…!
すると…
「九鬼っ…!」
「九鬼さん…!」
皆の声がした。僕はバッと部屋を出た。
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桜花(プロフ) - 今まで連載を見てくださった方々、本当にありがとうございました。ここで、日向正宗と双子の物語。は完結です。本当にありがとうございました!! (2019年10月13日 14時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん» 初めていただいたリクエストを書いたのですが…どうでしょうか?可愛い路線にしたのですが…!嘘月さんのご期待に応えられるように頑張ります! (2019年1月2日 22時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん» あけましておめでとうございます!そしてレスありがとうございます!お餅つきですね!頑張ります!! (2019年1月2日 12時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
嘘月(プロフ) - 桜花さん» あけましておめでとうございます!!ネタ、なのですが、餅つき、とかいかがでしょう? (2019年1月2日 12時) (レス) id: 330b7fd244 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん!お友達申請まで…!!本当にありがとうございます!それと、もしよろしければ、ストーリーのリクエストをいただけませんか?よろしければなので、もし無くても気にしないでください! (2018年12月28日 19時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜花 | 作成日時:2018年11月3日 20時