人気まだまだ急上昇中です【歌い手】

nqrse「えーっと...7話？」 ページ11

(会話文多めです)


『でぇー...何かな、美彩さん？』

美彩「分かっているくせに、演技がうまいものね」

『...得意技なんでね。仮面を被るのは』

美彩「嫌な特技。


こんなところで悪いんだけど、少し昔話を聞いてくれない？どうせ、ここを出ていくんでしょ。」

『...裏切り者に仕立て上げるなら、早くして欲しいけど』

美彩「いいじゃん。悪役は黙ってて」

ー美彩saidー

私は、ごく普通の家庭に生まれた。
裕福な訳でも、貧乏でもない"普通"の家庭。

両親も、姉も、兄も、凄く優しくて、不自由もない家庭に育った。

だからこそだった。

優しく育ちすぎた。

『ねぇ、アカリ！今日、遊ばない？』

「いいよ！」


『アカリ、来ないなぁ』


「ごめんね、用事が出来ちゃって」

『そっか、大丈夫だよ！』

来ない理由なんて、ただの用事としか思わなかった。
来なかった理由が、別の友達と私の悪口を言ってて...なんて考えなくて。

「ウザい。いい子ぶって、優等生のつもり？？」

『アカ...リ...？』


＿＿＿裏切られた。
信じていたのに＿＿＿＿＿


それからは、優しさなんて捨てて。
表では仲良くして、裏切って。

私が主役の舞台を、ずっと続けた。

ーーーー

ーAsaidー

美彩「これが、私の過去。まぁ、ちっぽけなものね。家が悪いわけでもないし私が馬鹿なだけだったわ」

『ふーん...。それで、この物語の悪役は私。という訳か。』

美彩「そう。無駄話付き合ってくれてありがとね。...もうサヨナラだけど」

そういって美彩は、何かのノートを無造作に床に置いて、自分をカッターで刺した。

美彩「っっっっ...ｨｯﾀ...


...ぁぁあああああぁぁぁぁああ！！！！！！」

痛さもあるのか、可愛い顔は一瞬でぐちゃぐちゃの涙にで濡れた顔になった。

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ、と音がする。私は、落ちていたカッターの拾って、握った。
ついていた血液をわざとつけて、


これで、傍から見たら、完璧に刺した張本人。

まふ「っ...美彩ｯ？！」

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こんなんやる勇気ねぇよ美彩ちゃんすげぇな俺痛いのやだもん←

ジェル「なんなんですか るぅるぅとです」るぅと「なんなんですか？！8話です！」→←『6話ぁあああぁっぁああぁぁぁああ！！！！！ふぉー！！！！！』

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