75day ページ32
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『…』
「…」
やっぱりな!!!やっぱりこういう時に限って泉と隣の席になるんだよ!!!え!!?
…と心の中ではそう思いつつも、なにも言えない現状
「お、瀬名と立羽は隣の席か!瀬名、立羽が寝たら起こしてやれよ!」
「…」
『…』
ああああああ!?せんせええええい!?!?ばかですか、バカなんですか!?!?
『よ、よ、よよよよろしくね泉〜』
「…わかりやすすぎでしょ」
『え?なんか言った?』
「別にぃ。よろしく、あともっとそっち行ってくれなぁい?」
『え、あ、はい』
…泉がなにか呟いた気がしたけど、気のせいかな。うわあ、怖い。思わずはいって言っちゃったけどそんな拒絶されたら辛いって。
「…」
後ろから視線を感じた。振り返ってみたら、羽風が少し後ろで手を振っている。とりあえず振り返しておいた。
…これからどうしよう
そう考えながら机に伏せると先生が泣きそうな声で「さっそく寝るなよ立羽あああ!」と喚いているのが聞こえた。
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NO side
「おかしい!」
「…はぁ?なんですか急に…」
今日は、学食が賑わっている。
それは流星隊が揃いに揃って昼食を取っているからかもしれない。
「Aがおかしい!」
「A先輩が鬱になる程おかしいのは知ってますけど…」
「…そうじゃなくて、ちあきがいいたいのは、“げんきがない”ほうのおかしい、ですよね?」
深海奏太は体を揺らしながら言う。
「元気がない、でござるか?あの元気の塊のような人が?」
「うむ、信じられないのだがな。」
「嘘だぁ!もっとマシな嘘ついてくださいっス!」
この話、一年生は信じていないようで、守沢千秋が拳を振るいながら熱弁すると、周囲の気温が3℃ほど上がった気がした。
「これは、全校の会議に出すべきだ!」
「えぇっ、そこまでっスか!?」
さっそく準備にとりかかる!と守沢千秋が熱くなっている裏で、深海奏太は小さく呟いた。
「…あのこ、いろいろ“がまん”してるんだとおもいます」
…誰も、聞いた者はいない。
地獄耳の吸血鬼を、抜かして。
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ねむい(プロフ) - つーさん» ありがとうございます!!!!全然個性とか書き足りない感じがしたんですけど…そう言っていただけてすごくうれしいです!!ありがとうございました!! (2017年10月22日 8時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
つー(プロフ) - リクエスト書いてくださりありがとうございました!五奇人の個性豊かな感じが伝わってきてとても面白かったです! (2017年10月22日 0時) (レス) id: ddf345247a (このIDを非表示/違反報告)
ねむい(プロフ) - にゃる太さん» ほんっとうにありがとうございます!すごい嬉しいです〜!!可愛い女の子まだちょっと続くかも(?)これからもよろしくお願いします! (2017年10月7日 7時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
ねむい(プロフ) - *☆明蛍☆*さん» わいも我慢できないwwwだめだね我慢ってものを覚えないとこれから先。 (2017年10月7日 7時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
にゃる太(プロフ) - 1日だけ可愛い女の子を演じるをリクした元愛です!めっさ良かったです!もうこの作品好きすぎてやばいです!続き待ってます(*´ー`*)(語力なさすぎてすみません(涙)) (2017年10月6日 21時) (レス) id: 85af189587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむい | 作者ホームページ:
作成日時:2017年9月16日 11時