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会場に来た夢ノ咲の生徒の熱がまだ篭ってるような講堂。
そこに、わたしとに〜ちゃん。
2人きりで居た。
ほかの先輩とかは気をきかせてくれたのか、そそくさと退散していった。
「……」
『……』
お互い何も喋らずただただ沈黙が続いていた。
でも、いつまでもこうしていられるほど、時間は余っていないから。
だから、わたしは口を開いて声をかけた。
『ライブ、お疲れさまでした。かっこよかったです……』
「あ、ありがとうなのら。お前が俺のこと呼んだの、ちゃんときこえたぞ!」
そう、私はライブ中に「に〜ちゃん!!!!!!」って客席から叫んだ。
あぁ……気づいてくれたんだ。
『あのね、に〜ちゃん!私……!』
「待った待った!ここはに〜ちゃんの俺が先にいう!」
『えぇ!?…ま、まぁいいですけど……。』
結局先を越されてしまう。
だって、好きだからなんでもゆるしちゃうの。
離れるってわかってても好きだから許しちゃうんだよ?
「俺、お前のこと今まで妹みたい〜とか、散々言ってきたけどさ。」
『は、はい……』
心臓がうるさい。
ドキドキする……
「妹みたいって言ってたのはAに好きってバレたくなくて……その、誤魔化しみたいな感じだったんら!Aが好きだから!恥ずかしくて!」
『お、ん?( 'ω')ファッ!?……え?あ、えぇぇぇ!?!?!?』
脈アリですか?って思ってたけど、誤魔化しだったとかそんなの……妹みたいって初めて会った時からで……あれ?
『あの、に〜ちゃん……もしかして……』
「一目惚れ、だったんらよ……」
うみゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!と頭を抱えて縮こまったりぴょんぴょん跳ねたり。
可愛いなぁ、なんて。
『に〜ちゃん!私ね!私もきっと……ううん。
絶対一目惚れだったんだよ!いつもいつもドキドキしてた……』
「A……」
あなたの名前を呼ぶだけでドキドキするの。
『わたし、に〜ちゃんが好き。大好きです……』
「おりぇだって好きだぞ!Aなんかに負けにゃいぐらいな!!!」
離れ離れになったって
『な!私だって負けませんよ!』
「じゃぁ、勝負すりゅ?」
いつまでたっても好きでいられる。
『望むとこ……んっ……』
「んん……ぷはっ…どうりゃ!?」
『ふ、不意打ちでキスとか……』
「俺のファーストキスプレゼント!」
愛し続けれる。
ずっとずっと……
何時までもあなたの隣に。
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サク - にーちゃんかわい〜!これからも応援しています! (2017年7月26日 8時) (レス) id: a3370661ba (このIDを非表示/違反報告)
瀬名瑞生?*.@に〜ちゃん激推し(プロフ) - (「`・ω・)「ヌァァァァ!!!!!!!!!!!!←にーちゃん可愛いです!!!!!!続きが気になって…気になります!(?)←更新頑張ってください! (2017年4月29日 5時) (レス) id: 2c42e52c19 (このIDを非表示/違反報告)
冬菜@高校準備中(プロフ) - 黒羽さん» 絶叫!?あ、ありがとうございますぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!← (2017年4月6日 13時) (レス) id: 1e29b72e7e (このIDを非表示/違反報告)
黒羽 - いゃぁぁぁあぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!にーちゃんかわいいぃぃ!!これからも楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2017年4月5日 13時) (レス) id: c7e72736b7 (このIDを非表示/違反報告)
冬菜@高校準備中(プロフ) - 亡命遊愉さん» コメントありがとうございます♪亀更新ですが、よろしくお願いします! (2017年4月4日 20時) (レス) id: 1e29b72e7e (このIDを非表示/違反報告)
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