21話 ページ22
気怠い体を引きずるように玄関まで行き扉を開けた。
−ｶﾞﾁｬｯ−
外は夕日により空が赤く、夏目くんと同じ色だなぁ。
なんて思いながら夏目くんの姿が見えるまで
扉を押した。
夏目｢！…やァ、体調はどうかナ？｣
夏目くんは一瞬驚きしたような顔をしたけど
その顔は直ぐにいつもの笑顔に戻り
手に持った袋を私に見えるように前に出し、
心配の言葉を私に与え、
何の戸惑いもなく家に入ってきた。
夏目｢おじゃましま〜ス｣
『あ、えっと…』
開け放ったままの扉を抜けていく夏目くん。
初めて来るはずの私の家に迷わず寝室へ向かっていく。
『確かに扉…、開けたまはまだけど…』
夏目｢どうかしたノ？とりあえず横になりなヨ。
まだしんどいでショ？｣
まるで自分の家かのようにズカズカと…。
なんて考えるのもアホらしくなり
夏目くんの後を追い、寝室へと入り
布団に潜る。頭まで潜る。
夏目｢どうして頭まで被っちゃうのサ。｣
『なんと、なく…』
誰かが家に来るのなんて久々で。
誰かが心配の言葉をかけてくれるのが久々で。
誰かが私なんかに優しい目を向けてくれるのが久々で。
．
．
．
．
こんなにも心がくすぐったく暖かいのは久々で。
どんな顔をしていいのか分からなくて
きっと今変な顔をしてる。
熱を帯びた顔の暑さは、熱のせいか
はたまた…。
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刹那*(プロフ) - うわーおさん» 完璧だなんて、ありがとうございます！最近不更新気味ですが、今後もよろしくお願いします！ (2018年3月9日 12時) (
レス) id: 423d651c31 (このIDを非表示/違反報告)
うわーお(プロフ) - 夢主イラストめっちゃかわいいです！ストーリーも面白くて、完璧ですね！ (2018年3月8日 22時) (レス) id: adfef0e398 (このIDを非表示/違反報告)
紫之 ルカ - レオレオレーオ、夏目夏目夏ー目 (2017年11月10日 21時) (レス) id: 8ab7822bc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雑種 | 作成日時：2017年3月6日 3時
