天才チートしょーじょは訳有りで (ページ1)

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天才しょーじょ現るページ1

ジジジ…ジジジ…

「「上げろー！トース！いけー！！」」

セミの鳴き声が響く中、体育館から烏野男子バレー部の声

が聞こえる。

「…全員集合！！」

烏野監督烏養繋心が集合を掛け、その声にキャプテンの澤

村大地が同じく、

「集合！！！！」

を掛ける。全員集まった所で、

「実はな、中1から日本女子バレーボール選抜に選ばれた

遊佐樹里さんを呼んだ。アトバイスとか聞きたい事が合っ

たら、聞いとけ。…入ってくれ」

烏養監督の言葉で入る。

「遊佐樹里でーす。心ちゃんから急遽呼ばれ、皆さんのア

トバイスなどをする事になりましたー。よろしくー。大学

1年、敬語好きじゃないから、ためで頼むー。あっ、ちな

みに、全員の名前知ってるからー、自己紹介なしなぁ

ー。」

途中で心ちゃんを睨みつつ、だるだるな感じで自己紹介す

ると、

「すっげー！！！！！！！！かっけぇー！！！！」

オレンジ髪の活発な子と

「ポジションはどこスカ！！！」

黒髪の目つきの悪い子と

「「めっちゃ美人(･:ﾟдﾟ:･)ﾊｧﾊｧ」」

顔を真っ赤にしている坊主頭と前髪が金髪の子がずいっと

詰め寄ってくる。

「……？」

まぁ、取り敢えず詰め寄ってくる四人を抱きしめる。

「「「「( ﾟ∀ﾟ)･∵. ｸﾞﾊｯ!!」」」」

「樹里！お前変わってないな！？四人を離せ！！！！」

心ちゃんが引き剥がす。

「……心ちゃん、嫉妬？」

と聞くと、

「はぁー？！馬鹿野郎？！」

顔を真っ赤にして否定する心ちゃんを無視し、

「あっ、さっそく試合しよ～スタメンメンバーじゃないや

つは僕のチームに入って～」