集結メンバー！ ページ25
｢話は聞かせてもらったぜ｣
聞き覚えのありすぎる声に振り向とそこにはエーデュースコンビがいた。あと、2人の保護者3人。
｢その助っ人の件、僕達が請け負おう｣
｢何を言ってるんだい？君たちはハーツラビュル寮の所属じゃないか｣
｢大会のルールに『他の寮のチームに入っちゃいけません』なんて書いてねーもん｣
『そりゃ助かるけど……そんな頓智みたいなのってありなの？』
｢ははっ！そんなこと考えたこともなかったけどそう言われれば書いてないな。いいんじゃないか？｣
｢なにそれ、面白そう！オレも監督生ちゃんのチームに入りたいな〜｣
｢ケイトはうちのレギュラーメンバーだろう｣
｢ちえっ｣
｢先輩たちの試合応援するだけなんてつまんないし。どーせなら試合出たいじゃん？｣
｢ぼ！僕はこいつと違いますよ！純粋に友人を助けたいだけです｣
目が泳ぐデュース。
そして、その横でまだ煮え切らない表情をするユウ。
ユウとしては、マジフトに出ることより、“まともな”体操着を作ってもらう方が重要だったから、まだ納得はしてない様子。相当あの“筋肉”Tシャツ嫌いなんだな……
｢ほーら監督生〜、機嫌直せって。体操着なら俺のスペア貸してやるよ｣
.｢…………ぁ、ありがt｣
｢出店のクロワッサンたい焼き2匹な｣
.｢…オマエホントニイイヤツネクソガ｣
｢んな褒めんなよ｣
肩を組みながらニヤニヤするエース。いつもとは立場が逆転し、珍しくユウが煽られる側になってる。
｢グリムくんチームは助っ人を含め5名。あと2名選手を集めれば試合が出来ますよ！｣
｢おい、足りてねぇじゃねーか！せっかく他の奴らまでチームに入ってくれたのに〜〜！なんで俺様達の寮は3人しかいねぇんだゾ〜！｣
グリムの言葉にふと寮にいる3人組が頭に浮かんだ。
『…………あ、寮にならまだいるじゃん』
.｢怖、何？急にホラー展開？｣
『いや、ホラーというか……、寮にはまだゴーストたちがいるでしょ？』
｢えっ！？ゴーストの皆さんを選手に登録するってことですか！？｣
『だって寮生って寮に住んでる人のことでしょ？』
.｢あーーね、確かに。しかも選抜メンバーに選ばれたことあるって言ってたよな？強くね？｣
｢俺様呼んでくる！キャッホーイ！テレビに出られるんだゾ！｣
返事も待たず、グリムはスタコラサッサとオンボロ寮に向かって行った。
.｢いつもあれくらいキビキビ動いてくれればなぁ｣
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トランプの化け物(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます!!!!!┏○ﾍﾟｺｯまだまだ2章ですが、約300ページもあるものを一気読みしていただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2023年1月8日 23時) (
レス) id: cf0e2ef387 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ面白くて、一話から一気読みしてしまいました！更新頑張って下さい、楽しみにしてます！ (2023年1月1日 23時) (レス) @page5 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トランプの化け物 | 作成日時：2022年12月19日 17時
