突発エキシビジョン！ ページ24
何とかラギーブッチのユニーク魔法から逃れると、未だにヒリヒリする頬を擦りながら、学園長と話しているユウとグリムの方に向かった。
｢なあなあ、学園長！俺様たち、ちゃんと犯人を見つけたんだゾ！これで約束通り試合に出してくれるんだろーな！？｣
グリムが学園長のマントに爪を立てて引っ付いてる。
｢えぇ！？あぁ〜……っと、そんな約束してましたねぇ。
絶対無理だと思って、既にトーナメント表を発表してしまいました。さてどうしましょうか｣
｢えええ〜〜〜〜！！！ひでぇんだゾ！詐欺なんだゾ！！｣
.｢じゃあ約束した体操着の用意は？｣
ユウの問いに対しても、アハハと誤魔化すように笑うだけの学園長。
それを見て察したユウの目からは光が消えた。
｢グリム、火炎放射だ。やれ｣
｢ふな゛〜〜〜〜〜っ！！｣
グリムが狙いを定め息を吸い込み始めると、学園長は私を盾にして助けを求めてきた。なんちゅー学園長だ。
『まあまあ、一旦落ち着きなよ』
.｢いーや、落ち着けないね。
ハートの女王の法律・第1条｢嘘つきのケツは燃やさなければならない｣だから。これ重大な法律違反だから｣
『絶対、第1条そんなしょーもないことじゃないから。あと、リドル先輩に怒られろ』
そんな話をしている間に学園長は｢そうだ！｣と何かを閃いたのか私の後ろからひょこっとっと出てきた。
｢エキシビションマッチで特別参加枠というのはいかがですか？｣
『なんですか？その……えきしびじょんまっちって』
｢トーナメント本線が始まる前に、余興として行う言わば、模範試合のようなものです。きっと目立ちますよぉ〜｣
｢目立てるんだったら何でもいいんだゾ！｣
私も一瞬でもカメラに映ればいいし、異論はない。
『あ、でもマジフトって7人必要じゃなかった？』
解決の雰囲気になりつつあったのに、一気に振り出しに戻る。
｢補填選手……うーん、どうしましょう……それから対戦相手も、教師で急造するしか……｣
｢ふな゛っ！？オメーそれも忘れてたんだゾ！？ ｣
『え゛待って、対戦相手教師なの……？』
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トランプの化け物(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます!!!!!┏○ﾍﾟｺｯまだまだ2章ですが、約300ページもあるものを一気読みしていただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2023年1月8日 23時) (
レス) id: cf0e2ef387 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ面白くて、一話から一気読みしてしまいました！更新頑張って下さい、楽しみにしてます！ (2023年1月1日 23時) (レス) @page5 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トランプの化け物 | 作成日時：2022年12月19日 17時
