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あの後、気が付いたら目の前には嘉成の血塗れの身体があった。
Aは俺の腕の中で無情に目を閉じていた。
「あぁああ……
あぁあ″ああああぁあ″ああぁ″ああ!!!!!!!」
俺は狂ったように声をあげた。
その声を聞き付けて駆け付けた万歳達が俺を止めるまで。
「クソ…
またこの夢か」
時々見る夢。
それがやけにリアルで初めて見た小学生の時は飛び起きたのを未だに覚えている。
「高校生にもなって夢にビビる、か……」
夢は俺が女を抱き抱えて叫ぶところで何時も終わる。
女は、最初、見た時から忘れられなかった。
顔も、声も、全て。
夢のはずなのに。
初めて夢を見た時以来、ずっと何かが手掛かりになるかと思って注意深く周りを見てきたが今の今まで解けるようなことはなかった。
「…行くか……」
高校生活最後の一年。
答えを掴むなら今年一年しかない。
何の確証もないのに
何故かそう思った。
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ルア(プロフ) - Nightさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!!!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!!!! (2019年3月24日 7時) (レス) id: 4db871a03f (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - 完結おめでとうございます!ストーリーがとても好きだったのでハッピーエンドでの完結嬉しいです!これからも頑張って下さい!! (2019年3月24日 7時) (レス) id: a39d20f6cd (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - モンキーリボンさん» ありがとうございます!!これからも読んでくださると嬉しいです・▽・ (2019年3月24日 7時) (レス) id: 4db871a03f (このIDを非表示/違反報告)
モンキーリボン(プロフ) - 完結おめでとうございます!!ハッピーエンドですごく嬉しいです (2019年3月24日 7時) (レス) id: 322e7f136a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルア | 作成日時:2018年12月23日 10時