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追い掛けてくる真選組を撒いて船に戻った。





「……どういうことだ

あそこに真選組を来るように仕向けたのはお前だろう


嘉成靜」





息をしないAを抱き締めたまま問い掛けた。






「……何故そう思う


俺だってあそこに真選組が来るのは予想しいていなかったぞ」





『あれは偶然我らの後をつけたのではなくその場に待ち構えていたような雰囲気だった


誰かが教えたとしか考えられん



Aの儀式を知っているのは高杉とお前、そして私の三人だけ



あの場にいたのも我ら三人だけ


高杉がAを殺そうと考えるのは有り得まい

例え呼んだとしても意味がない


私が真選組とやらを呼ぶのは有り得るかもしれんがそもそも私は真選組とやらを知らなかった


そして私が真選組を呼ぶ理由も無い



消去法でお前しかいないと言うことだ』





「他に盗み聞きしていた奴とかいるかもしれないだろう


見えている範囲だけで物事を計り、それが事実だとは限らない」




「つまり、協力者がいると言うことか」





そう言った時、初めて嘉成は表情を動かした。




いきなり立ち上がったかと思えば俺の方に向かって歩いてくる。





「そうだね、俺には協力者がいるよ


こうして時影を殺して、Aをも殺した真選組の中に一人ね」





「!!!!」




俺が抱えていたAが消えた。



Aは嘉成の腕の中に収まり、首に刃物を突き立てられている。




『何をする気だ』



「離せ」




「何故だ?


Aは俺の大切な親友の妹だ

丁寧に扱わなくては」





そう言うとゆっくり、確実に刃物に力を加えていく嘉成。




「やめろ


それだけはやめろ」




「………」




笑ったままの嘉成。





「やめろ───!!!!!!!」

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設定タグ:銀魂 , 高杉晋助 , 真選組   
作品ジャンル:恋愛
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ルア(プロフ) - Nightさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!!!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!!!! (2019年3月24日 7時) (レス) id: 4db871a03f (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - 完結おめでとうございます!ストーリーがとても好きだったのでハッピーエンドでの完結嬉しいです!これからも頑張って下さい!! (2019年3月24日 7時) (レス) id: a39d20f6cd (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - モンキーリボンさん» ありがとうございます!!これからも読んでくださると嬉しいです・▽・ (2019年3月24日 7時) (レス) id: 4db871a03f (このIDを非表示/違反報告)
モンキーリボン(プロフ) - 完結おめでとうございます!!ハッピーエンドですごく嬉しいです (2019年3月24日 7時) (レス) id: 322e7f136a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルア | 作成日時:2018年12月23日 10時

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