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#32 ページ34




〜ある日の昼休み〜




『えぇ!?ケーキ食べ放題のチケットが当たった!?』


「おぉっ、落ち着いてA。
ご飯飛んだからねあたしに。」


『あらら、ごめんねー。
で、夏生様そのチケットとは!?』


「切り替え早いな。
ここにあるけど、」


夏生が持っていたチケットをサッと取る。


『どれどれ?おぉ!2名様までケーキ食べ放題無料だって!しかもこのケーキ屋さん有名なところじゃん!』


何々夏生〜。これはお誘いだと思って良いの〜?


わたしと夏生丁度2名様だもんね!グヘヘ。


「あー、盛り上がってるとこ申し訳ないんだけど裏見て。」


『え、裏?』


ピラッと裏にめくる。


『えっと、2名様まで(カップル限定♡)
‥‥‥え。かっぷるぅ?』


「そう、このチケットが使えるのはカップル限定。つまり女同士のあたしたちは無理ってこと。」



『えぇーー!!?そんなあぁぁー!』


ここまできてその落ちってありですか。



てか何(カップル限定♡)って。


裏面に書いてあるし文字小さいし。


わたし以外に騙された子絶対いるよね?



座っていた椅子からガクンと崩れ落ちる。


「ほんとは彼氏と行きたかったんだけど、何せ甘いもん苦手らしいからさ。」


このリア充め。羨ましくなんて無いやい。


あ!


『じゃあわたしが男装して行けばっ』


「いや、どう考えても無理でしょ。あんたの身長じゃね。」



ゲ キ チ ン☆



「で、使わないだけならAにと思ったんだけど、ねぇ?」


‥‥夏生さん。その目は何ですか。


そう言うの哀れみの目って言うんですよ?


いくらわたしでもメンタル殺られるよ?


「ま、まぁA顔は可愛いんだしその辺の男捕まえて行きなって!」


『顔はって何顔はって。
てうか、捕まえるって何おかしなこと‥‥あ。』


「ん?どーしたA?」


『えっ!?いいや何でも!?(裏声)』



「ふーん?」




‥‥瀬名さん。一緒に行ってくれるかな?



















いや、何が何でもどんな手を使ってでもこのチケットを絶対に使ってみせる!!



−−−−−−−−−−


「っくし。」


「お。せなっちがくしゃみするところ初めて見たかも。
それにしても女の子みたいなくしゃみだね!」


「かおくんうざぁい。」

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めり(プロフ) - もう更新なさらないですか? (2021年3月28日 12時) (レス) id: 8b888e44fd (このIDを非表示/違反報告)
nekosugi - 瀬名君がやばいです!更新頑張ってください! (2018年4月12日 18時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
星羅(プロフ) - ポエモさん» そう言ってもらえるとすっごくうれしいです(*^-^*) (2018年1月27日 7時) (レス) id: 65e1c19534 (このIDを非表示/違反報告)
星羅(プロフ) - プリンさん» わー!ありがとうございます!期待に応えられるよう頑張ります!! (2018年1月27日 7時) (レス) id: 65e1c19534 (このIDを非表示/違反報告)
ポエモ - せないずめっちゃかっこいいです!心臓がもたない笑笑 (2018年1月24日 20時) (レス) id: 8066b1191a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星羅 | 作成日時:2017年8月24日 21時

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