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#28 ページ30



〜泉side〜


「おまえら今からケイドロやるぞ!」


れおくんのこの一言で始まったケイドロ。


まぁ、山だし体力作りにはケイドロはもってこいだからねぇ。



で、始まったのは良いけど、


『よーし頑張るぞ!50メートル11秒の力を見せつけてやる!』


何で鈴森も参加してるの。
50メートルで11秒ってそんなすごいタイムだっけ。


「ワハハ!それじゃあ行くぞ〜☆」

何かとやる気なれおくん。



「ふぁあ‥‥ふ。眠い‥‥」

レオくんに対しやる気のないくまくん。



「あぁん、お化粧が崩れちゃう」

通常運転のなるくん。



「お姉さま早く逃げましょう!」

それと、何か知らないけど鈴森になついているかさくん。





ていうか、2人共いつの間に仲良くなってたの?


ケイドロがスタートして早30分。


モヤモヤとした感情が疼いてて最悪な気分だ。


原因は鈴森のことなわけだが‥‥。




‥‥‥ハァ!!?
何で俺が鈴森のことで心乱されなきゃならないわけぇ!!?


別にかさくんと仲良くなろうが俺には関係ないしぃ!


「チッ。はぁ、もぉ‥‥ちょーうざぁい」


気持ちを切り替えようと思っても心のモヤモヤは消えない。何なのこの感情___。






『ぎゃあああ!!』


「!?鈴森っ」




鈴森の声が聞こえた瞬間さっきのモヤモヤが嘘のようにふっ飛んで、気がつけば鈴森の元へと足が勝手に動いていた。



「ハァ、ハァッ!?」


鈴森を見つけたのはいいが

何でくまくんの膝の上に乗ってるのぉ!?
顔近いし!



___なんかムカつく。



さっきと同様謎の感情を抱きながら、距離の近い鈴森とくまくんを離す。


が、


何でこいつ平然としているの。


鈴森の態度に何故か腹が立ち、ケイドロをしていることさえも忘れ、気づけば鈴森にイライラをぶつけていた。



しかし


『あの〜、瀬名さん何でそんなに怒ってるんですか?』


等の本人はこの有り様だ。
その言葉にまた腹が立ってしまい今まで以上に大きな声を出して怒鳴ってしまった。



__クソッ、本当はこんなこと言いたい訳じゃない。



言葉だけじゃこいつには伝わらない



「__もしあの時俺が来なかったら‥‥」



ねぇ、一体どうすれば俺の気持ちが伝わるの?鈴森。






気づけば鈴森を押し倒していた。

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めり(プロフ) - もう更新なさらないですか? (2021年3月28日 12時) (レス) id: 8b888e44fd (このIDを非表示/違反報告)
nekosugi - 瀬名君がやばいです!更新頑張ってください! (2018年4月12日 18時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
星羅(プロフ) - ポエモさん» そう言ってもらえるとすっごくうれしいです(*^-^*) (2018年1月27日 7時) (レス) id: 65e1c19534 (このIDを非表示/違反報告)
星羅(プロフ) - プリンさん» わー!ありがとうございます!期待に応えられるよう頑張ります!! (2018年1月27日 7時) (レス) id: 65e1c19534 (このIDを非表示/違反報告)
ポエモ - せないずめっちゃかっこいいです!心臓がもたない笑笑 (2018年1月24日 20時) (レス) id: 8066b1191a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星羅 | 作成日時:2017年8月24日 21時

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