LOVE & PEACE 《NARUTO》

LOVE&PEACE１８ ページ20

「俺は、もう仲間なんていらない！！！世間から見た父さんは間違ってる、だったら俺は…俺は、仲間なんていらない！」

そう叫ぶカカシに私はなにも言うことができなかった優しく強かったサクモさんが

自害した、否、自害せざるおえない状況を作ったサクモさんの仲間や世間が私にも許せなかったからだだからカカシの言う仲間なんていらないと言う言葉を私はなぜか否定できなかった

でも、私にはカカシを始め紅やアスマ、リーにミナト先生や同期のみんなたくさん支えてくれる”仲間”が
私には存在する

しかし、サクモさんにはその存在がいなかった

仲間を守るために任務よりも優先したのにその仲間に罵倒され世間からは任務を遂行しなかったとして
馬鹿にされ責められたとカカシは言う

だけど、カカシには

『ちがう、ちがうよカカシ。サクモさんは間違ってない間違ってるのはこの世界だ！！命よりも大切なものなんてないよ、今、私がはっきりと分かるのはサクモさんは間違ってないってこと』

「…それでも、俺はもうだれも信じないよ」

『カカシ、あんたはまだ間に合うはずだよ
だってカカシにはまだ仲間がいる、私をはじめアスマや紅にリーや同期のみんながいる。サクモさんには誰もいなかったから誰もサクモさんが間違ってないってことを言ってあげられなかったから

サクモさんは自らこの世界から消えたんだ

きっとサクモさんにも庇ってくれる人がいたなら
こんなことには…ならなかったんだよ！！』

「…うっ、うぅ、くっ、くっそ！……」

カカシも私もその日は、泣いた

サクモさんは三代目に言ってその次の日に葬式が行われた

その時には、サクモさんに助けてもらった薄情者の忍びまでなぜか来ていた

あいつらは

私に言わせればれっきとしたヒト殺しだ

カカシは悲しみのあまり涙も出ていなかった

そんなカカシに私はなにもしてやれなかった何をすれば良いのかわからなかったカカシにとってサクモさんはたった一人の身内で

私にとっては父親がわりと言っても過言ではない人だった

サクモさんの死は、私たちの人生に大きく根強い影響を与えることになる。

続く

かめかめ更新となりますがご了承ください
急にシリアスですみません！

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