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あれからコーヒーいれてくれてなぜかソファーの私の隣に座る北山さん
肩が触れそうでなんかドキドキする
北山「 なんであの日あんな濡れてて泣きそうな顔してたの?」
「 え…あ…あの日は久しぶりに友達と飲んでて飲みすぎて傘も持ってかれちゃって走って駅まで行こうと思ってたんです。」
北山「 そっか。ごめん、唐突に。旦那さんとうまくいってない?」
「 なんで?」
北山「 あの日のAさん、消えてなくなっちゃいそうな感じだったから…」
「 …ちょっとあまりうまくはいってないです。だからちょっと飲みすぎちゃって、でも大丈夫です!」
ずっと私の目を見て話を聞いてくれる北山さん
吸い込まれそう…やばい…
北山「 無理して笑わなくてもいいよ。あの日偶然会っただけだけど、なんかほっとけなくてさ。あれからずっとAさんのこと考えてた」
やばい…泣きそう
必死で堪えてたけど急にふわっといい香りに包まれた
私は今まで我慢してのが全部溢れ出したように泣いていた
彼はずっと頭をなでてくれて抱きしめてくれている
ダメとわかっていながらももう戻れない
彼と出会っていろんな感情を知ってしまったから
しばらく泣いて
「 本当にお見苦しいとこをお見せしちゃってすみませんでした。」
北山「 俺は嬉しかったよ?辛い時はこの部屋来ていいよ。俺、仕事忙しくてほとんどいないんだけど。連絡してくれればいつでも来て。」
「 でも…」
北山「 ちゃんと話きくし、本当ほっとけないし。一人で抱え込まないで。」
髪を優しく撫でてくれる
「 でもそれじゃあ…
北山「 俺はAさんとまた会いたいから。」
「 ありがとう…なんかごめんなさい」
優しく笑う北山さん
北山「 あ!ほら!Aさん!迎えの時間になっちゃうよ!」
「 あ!本当だ!あ!これタオルとお菓子です!じゃあ帰ります!」
するとまたぎゅって抱きしめられた
耳元で「またきてね」
って囁かれて「は、はい」
マンションでて
はぁーやばい
どんどん北山さんのこと知りたくなってる
あ、仕事きくの忘れちゃった
まだドキドキしてる
こんな感情いつぶりだろ…
あ!迎え行かなくちゃ…
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作者名:Yuzuki | 作成日時:2019年4月12日 10時