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8〜北山side〜 ページ9

彼女が部屋にきて泣いて泣いて



なんだろ



完全に惚れてる




帰したくなかった



だけどお子さんもいるみたいだし



また会いにきてくれるかな?



また会いにいってもいいかな?



彼女の温もりが忘れられない



細くて小さくて華奢な体



俺が全部受け止めるから



ピンポーン



あれ?もしかしてAさん?




急いでドアを開けるとそこには



「 やっほーきちゃった♡」



玉森かよ!笑



「 どうしたんだよ、急に。珍しいじゃん、たまがおれんちくるなんて。」


玉森「 だってさー宮田んち行ったら出かけてていないし、暇だからみつんちきた」


「 あっそ笑」


玉森「 あれ?誰かきてたの?なんかいい匂いもするし」


「 あーちょっとな」


玉森「 ま、いいけど!ねーみつコンビニいこー!宅飲みしよーぜ」



「 はいはい。」


支度して外に出るとコンビニへ


玉森「 何たべよっかなぁ〜♪」


たまと夕飯とおつまみとビール買ってると



「 もーお菓子は一つだけだからねー!」


「 はぁーい♪」


あれ?聞き覚えのある声だな



ん?


「Aさん?」


A「北山さん?!」


玉森「 え?みつの知り合い?」


ひょっこり顔を出す、たま



A「 こんばんは!あの!さっきはありがとうございました!お買い物ですか?」


「 うん、そう、今からこいつとご飯。」


玉森「 どーも」


ぺこりとお辞儀し合うたまとAさん


息子「マーマ!これ!あれ?ママの友達?」


娘「 イケメン!」


北山「 こんばんは!そう!ママの友達の北山です!」


二人「 こんばんは!」


二人ともめっちゃ可愛いなー


息子「 ママ!早く!友達とゲームやる約束してんの!」


A「 はいはい!じゃーまた」


お辞儀して帰ろうとする彼女



玉森「ねーねー、僕。ゲームってなんのゲームしてんの?」


え?あの人見知りのたまが話しかけてる



息子「 え?今流行りのやつ。お兄さんもやってるの?」



玉森「 あ、俺もハマってる。一緒にやる?」


ええ?どした?どした?たま?



彼女もぽかーんてしてる


北山「 た、たま!ほら旦那さんも帰ってくるだろうし、また、ね?」


息子「 ママ、今日パパ泊まりで帰ってこないよね?お兄さんとゲームしたいんだけどいい?お兄さんたちもうちでご飯たべなよー!おいしいよーママのご飯!」


え?ええーー?!!

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作者名:Yuzuki | 作成日時:2019年4月12日 10時

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