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あれから北山さんから連絡がない
どうしよう
タオルも返さなくちゃいけないし
ラインしてみる
[ こんにちわ。タオルお返ししたいのですが、いつが空いていますか？]
するとすぐ
ピコン
[ こんにちわ！今日早く仕事が終わりそうなんだけど、夕方空いてる？]
今日の夕方なら旦那も遅いっていったし、子供たちも習い事で帰りが遅い
[ はい、大丈夫です！何時頃どこに行けばいいですか？]
ピコン
[ Aさんち行っても平気？]
え？！うち！？
でもあんまり外で会うのもうーん、来てもらっちゃう？
[ それかおれんちくる？Aさんちの近くのマンションあるじゃん？そこおれんちだから]
ん？え？あの高級マンション？！？！
[ じゃー16時に待ってるから。エントランス着いたら電話して。]
[ わかりました。お伺いします。]
はぁー北山さんてなんのお仕事してるんだろう？
かなりのお金持ちなのかな？
あの高級マンションに住んでるなんて
若いよね？
仕事も終わり、子供たちを習い事に送って夕飯の準備もオッケー！
お礼のお菓子を買って北山さんちのマンションのエントランスにきたけど…
すごいなぁー笑
北山さんに電話する
「はい！今開けるからそのままエレベーターで7階まできて！」
エレベーターで7階まで行くと
北山「 お疲れ様。来てもらっちゃってごめん。」
「いえ！こちらこそ先日はありがとうございました！」
北山「 ここ、入って。」
「 お邪魔します。」
すごい、綺麗！
物があんまりなくて広くて綺麗！
北山「 なんか、照れるからあんま部屋みないで笑」
「 あ、すみません！つい綺麗で！」
北山「 さんきゅ笑」
なんかいれるよーってコーヒーでいい？ってキッチンにむかう北山さん。
すぐ渡して帰ろうと思ってたのに悪い気がして
「 あの！すぐ帰りますから大丈夫です」
北山「 せっかく来てくれたんだし、あ、用事ある？」
「あの、私、結婚してて子供もいるんです。ちゃんと話してなくてごめんなさい。19時には子供たちを習い事にお迎え行かなくちゃいけなくて…」
北山「知ってる。子供いるのは知らなかったけど、Aさんが結婚してるのは指輪してるの気づいたから知ってる。」
「 …」
北山「 まだ三時間もあるし、ちょっと付き合って。だめ？」
「…いえ、大丈夫です。」
少し寂しそうにいう彼に私は断れなかった
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作者名：Yuzuki | 作成日時：2019年4月12日 10時
