馴れ合いじゃない ページ18
『ただいま』
寮の食堂へ着くともう既に部員たちは揃って席に座っていた。
『すぐ見るでしょ？試合』
倉持「おお！頼むわ」
Aは鞄の中からビデオカメラとコードを取るとテレビに繋げる。
御幸「現場で見てどうだった？鵜久森のチーム力」
『どちらかと言うと稲実の方が力を出しきれてなかったけど実力は確かよ』
降谷「先輩が認めるほどのチーム...」
コードを繋ぎ終えリモコンでビデオ画面に操作しようとしたとき
沢村「すいません。本当に...あの成宮さんが打たれて負けたんすか？」
まだ現実を受け入れられていない沢村は半信半疑で戸惑っていた。
『えぇ。けど正直あれは単なる失投よ。捕手の言うことを聞かず自分よがりな投球をしたから負けた』
麻生「てゆーか普通に考えたらラッキーだろ。成宮との対戦避けられてよ」
「バカか。稲実倒した勢いで来るんだぞ。油断はできねぇよ」
『とにかく！』と手をひと鳴らしすると部員たちが静まった。
『ビデオ見てどういう試合だったか確認して』
そう言うなり画面が試合の映像に切り替わった。
試合の映像を見終えるとみんな納得したのか次の課題を見出している。
片岡「先発は降谷。スタメンは明日発表する」
そして最後に一言残して解散になった。
Aはそれと共に部員たちが終えた入浴をしようと自室に戻った。
その間、まさかあんなことになっていたなんて
『あーいいお湯だった...』
Aは濡れた髪をタオルで拭きながら再び食堂へ戻っていた。
すると突如
前園「お前...マジでそんなこと言うたんか！考えられへんぞ！！」
という怒鳴り声が聞こえた。
Aはその声に驚き急いで食堂へ戻ると
『ちょっ、なにしてんのよゾノ！』
前園が御幸の胸ぐらを掴んでいた。
前園「辞めたかったら辞めてええやと！？それが主将のかける言葉か！？」
御幸「...だったらなんて声かける？」
『ちょっと落ち着いてよ二人とも！』
Aは周りにいた2年たちの力も借り2人を離した。
しかし御幸は言葉を続ける。
御幸「俺たちは野球をやるために青道に集まってきたんだろ。ただ群れて馴れ合ってる集団じゃないと思うけど？みんな仲良くお手手繋いでこの先もずっと同じ道を歩いて行くなんてあり得ないんだぜ」
その言葉にゾノを始めその場にいた全員が電撃が走ったような反応を浮かべた。
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Sum(プロフ) - Yumiさん» ありがとうございます！これからも一ノ瀬ちゃんを応援してあげてください！笑 (2016年2月27日 16時) (
レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
Yumi - 風邪治って良かったです(^^)一ノ瀬ちゃんめっちゃカッコイイし憧れます//// 新作も読みます!! (2016年1月13日 23時) (レス) id: eeb79fd88a (このIDを非表示/違反報告)
Sum(プロフ) - 愛梨さん» そう言っていただけて本当に嬉しいですヽ(；▽；)ノ是非これからも読んでいただけたらと思います！ (2016年1月4日 23時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
愛梨(プロフ) - 久しぶりに、占ツク見てみたら続編出てたので、一気読みしちゃいました(●´艸`●) この作品が大好きなので、続きがたのしみです！これからも、頑張って下さい*_ _)♪ (2016年1月4日 22時) (レス) id: a422c79f90 (このIDを非表示/違反報告)
Sum(プロフ) - さえ*°｡・:＋°さん» 毎回コメントありがとうございます！！精一杯頑張ります！ (2016年1月4日 19時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sum | 作成日時：2016年1月4日 15時
