応援してよね！ ページ14
みんなと別れた後スタジアムに着いたAは早速受付の場所を探す。
『初めてきたから分かんないよ〜』
せめて誰かに付き添い頼めばよかった、とため息をついたとき
「あれ？A？」
聞き慣れた声が背後から聞こえた。向いてみると
『鳴！』
そこにはエース「成宮鳴」を先頭とする稲城実業高校のメンバーがいた。
鳴「本当にA！？」
『本当よ』
カ「マジでAちゃん！？」
『だからそうだってば』
信じられない！といった表情で見てくる稲実。なぜ
白河「なんでいるんだ？今日は青道も試合だろ」
鳴「俺の応援！？」
『違う。朝になっていきなり偵察行って来いって監督から言われちゃったのよ』
なるほど、と納得する白河と酷い！と嘘泣きをする鳴。
どちらを見ればいいんだ。
カ「俺だけ見ろよ」
『結構です』
鳴、白河、カルロスの三人とやり取りをしていると周りにいるメンバーがなにかそわそわしているのに気づいた。
『ん？どうかした？』
Aは視線を三人からそのメンバーへ変える。
「え、えっと、一ノ瀬さん...ですか？」
『何回聞くの！？』
「すみません！けど、俺たち電話からの声しか聞いたことなくて...」
『あ！そう言えば見たことない顔ね』
ハッとして見渡す。
確かに試合に来てくれたメンバーでも病院に来てくれたメンバーでもなく初めて見る顔ばかりだ。
『もしかして一軍以外の子たち？』
「は、はい！」
少し緊張気味に返事をするメンバーにAは微笑むと
『初めまして。青道高校野球部トレーナーの一ノ瀬Aです。敵同士だけどよろしくね！』
と挨拶した。
その笑みにメンバーたちは一気に頬を染め上げる。
鳴「あ！なにお前ら赤くなってんの！？ダメだよ！Aは俺のだから！」
鳴がAに抱きつく。
カ「いいや俺のAだ。指一本触れんじゃねえ！鳴離れろ！」
鳴「なに言っちゃってんのカルロ！そっちこそ離れてよね！」
『どっちもだわ！』
激しい争奪戦が行われる中Aはゴンッと二人にゲンコツを落とした。
白河「あ、そろそろ時間。早く行かなきゃまた監督に怒られる」
『白河の言う通り！早く行きなさい！』
鳴「ちぇー」
鳴は口を尖らせながら荷物を抱える。
鳴「A！偵察も良いけどちゃんと俺の応援してよね！」
『分かったから！』
そう言い残すと稲実は会場に入って行った。
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Sum(プロフ) - Yumiさん» ありがとうございます！これからも一ノ瀬ちゃんを応援してあげてください！笑 (2016年2月27日 16時) (
レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
Yumi - 風邪治って良かったです(^^)一ノ瀬ちゃんめっちゃカッコイイし憧れます//// 新作も読みます!! (2016年1月13日 23時) (レス) id: eeb79fd88a (このIDを非表示/違反報告)
Sum(プロフ) - 愛梨さん» そう言っていただけて本当に嬉しいですヽ(；▽；)ノ是非これからも読んでいただけたらと思います！ (2016年1月4日 23時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
愛梨(プロフ) - 久しぶりに、占ツク見てみたら続編出てたので、一気読みしちゃいました(●´艸`●) この作品が大好きなので、続きがたのしみです！これからも、頑張って下さい*_ _)♪ (2016年1月4日 22時) (レス) id: a422c79f90 (このIDを非表示/違反報告)
Sum(プロフ) - さえ*°｡・:＋°さん» 毎回コメントありがとうございます！！精一杯頑張ります！ (2016年1月4日 19時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sum | 作成日時：2016年1月4日 15時
