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伝えなきゃならないこと ページ48

夏休みも明け学校が始まった。




相変わらずAが教室に行くとワラワラと人が集まってきて座席につくのもやっとだった。




『(そろそろちゃんと言わなきゃね...)』




授業中、Aは少し寂しそうな表情をしながら野球ノートを見つめていた。







昼休み







Aは食堂へ向かう前にある場所へ向かっていた。




『失礼します』




コンコン、と扉を開けた先は3年生の教室。
すると奥からお目当ての人物がこちらを見ながら駆け寄ってきた。




結城「どうしたんだ?こんな所へ」




哲さんだ。
懐かしいなぁ。しばらく見ないうちにまた逞しくなって、髪も少し伸びたかな?




『いきなりすみません。あの、今日の放課後に3年生全員を集めていただけますか?』




その言葉に驚かれたが、Aの真剣な表情を見てコクリと頷いてくれた。




結城「分かった」


『ありがとうございます』




Aは一礼して微笑む。
すると廊下側からAを呼ぶ声が




貴子「A?」


『!貴子先輩ー!!』




愛しのマネージャー、貴子先輩が歩いてきた。
Aは貴子の元へ駆け寄りハグした。




貴子「ど、どうしたのA?」


『先輩会いたかったー!!』




その光景を先輩たちに見られて笑われていたことは知らないふりをした。





_______



放課後、Aはカバンを持って昼休みに行った3年生の教室へ足を運んだ。




ガラッと教室の扉を開くとそこには久しぶりの顔ぶれがあった。




伊佐敷「よぉ一ノ瀬!久しぶりだな!」


『純さん...!』


亮介「なに泣いてんの」




嬉しさのあまりいつの間にか涙が浮かんでいたみたい。
Aは目元をこすり先輩たちの前に立って話を始めた。




『いきなりの収集に応じていただいてありがとうございます』


クリス「俺たちを呼ぶなんてどうしたんだ?」


『実は、お話ししておきたいことがあります』




Aは今の野球部の状況、新しいコーチのこと、そして監督が辞任することを話した。




案の定予想通りの反応で




丹波「そんな...」


増子「うが...」




みんな信じられないような表情を浮かべた。




『夏大会が終わってすぐに辞任届けを出したらしいです。チームに迷惑をかけないように秋大までは指揮を執るといっていました』


結城「そんな...」


『まだ1.2年生は知りません』


伊佐敷「だよな...」




『それともう一つ...』




Aはぎゅっと拳を握り締めた。

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友結(プロフ) - 部屋に入るときは「May I come in ?」の方がいいと思いますよ。今後も更新楽しみにしてますね! (2015年8月27日 17時) (レス) id: afe918f5d8 (このIDを非表示/違反報告)
Sum(プロフ) - ユキさん» はい!頑張ります! (2015年8月25日 20時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
Sum(プロフ) - yumiさん» ありがとうございますT^T (2015年8月25日 20時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
yumi - 続編おめでとうございます!!!!!!合宿お疲れ様です。大会頑張ってください!!!!こらからも、応援してます!!!! (2015年8月25日 18時) (レス) id: f8de35e58a (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 主人公ちゃんかっこよくて憧れます!これからも頑張ってください! (2015年8月23日 0時) (レス) id: 07f3d6bab7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sum | 作成日時:2015年8月22日 18時

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